日本セラーも積極的にサポート 東南アジア・台湾マーケットをカバーするECプラットフォームShopee(ショッピー)
海外EC調査部2022-06-20
目次
Shopeeとは?
Shopee(ショッピー)とは東南アジア・台湾でサービス提供を行うシンガポール発のECプラットフォームです。
東南アジアと言えば、同業で競合相手であるLAZADA(ラザダ)とTokopedia(トコペディア)も有名ですが、Shopeeにおいては特にコロナ禍以降、存在感を強めています。
実質、東南アジアではShopeeとLazadaの2強と言っていいでしょう。
東南アジア市場について
Shopee(ショッピー)では、日本からシンガポール、台湾、タイ、マレーシア、フィリピンへの出店が可能です。
同じ東南アジアでも、それぞれの国に文化や関税の特徴があることに注意が必要です
また出店までに、ポイントを抑えることも重要となってきます。
6ヶ国の中で、シンガポールと台湾については比較的関税ルールが分かりやすく、まずは何かしら出店してみたいと考えている事業者には参入しやすい国です。
国単位の市場規模はマレーシア・フィリピン・タイが大きく、まだまだ未開拓のマーケットが眠っているとも考えられます。
越境EC視点から見た東南アジア
東南アジアで人気の日本商品トレンドは?
日本の基礎化粧品(化粧水、美容液など)、美容コスメが好評です。
東南アジアでは高温多湿な気候のため、暑さや臭い対策、崩れない下地やファンデーション、日焼け止めなど、日本でもメーカー各社が力を入れているジャンルとほぼ同じ需要があると想像できます。
近年、日本製の日焼け止めが海外で話題になりましたが、紫外線に対する敏感さ、使用時の快適さやカバー力が国境を越えて評価されているのです。
また食品ではお菓子やカップラーメン、インスタントコーヒーやスープなども人気となっています。
東南アジアでは甘いお菓子を好む人が非常に多く、検索すると既に日本メーカーの有名商品が多く売り出されています。
日本発のアニメ作品が世界中で人気となり久しいですが、東南アジアも例に漏れず、アニメの関連グッズやポケモントレーディングカードが人気です。
キッチン用品や雑貨類では、日本メーカーのハリオや、BRUNOのドリッパーなども好評です。
Shopeeの特徴・強み
多様な物流企業の選択肢
Shopeeの強みは、発送時において物流企業の選択肢が多いことです。
Shopeeでは、仮に日本から出店した場合に海外倉庫からの発送ではなく、日本から直接現地の購入者へ発送します。
その際に、日本郵便、ECMS、DHL、FedEx、佐川急便、ヤマト運輸など、必要に応じて物流企業を選択できるため、販売できる商品の幅が広がります。
Shopee japanが越境セラーを積極的に支援
また東京のShopee japanには日本企業向けのアカウントマネージャーがいるので、日本語の出店ガイドからセラー向けサポート体制も万全です。出店後も売上を伸ばすためのセミナー案内、問い合わせ対応も行っているため、海外出店に積極的なセラーにとっては非常に心強い存在です。
出店の条件
- アカウント申請から30日以内に5商品以上を出品する
- 日本から現地の購入者へ直送する
- 受注から2営業日以内に発送する(設定で最大10日以内まで延長可)
- 台湾以外のアカウントでは、カスタマー対応は英語で行なう
登録後も、積極的に他の販売事業者の動向、店舗のアクセス数や商品リサーチを行い、状況に応じて割引や広告などの施策が必要です。日本製の質の良い商品を販売するという前提は勿論の事、それを広く周知し競合他社との差を付けていくことが成功に繋がります。
Shopeeでは日本語のヘルプページも新たに解説され、積極的に日本のセラーに向けての支援を行っています。Shopee japanには専任のカスタマーサポートチームがあり、言語の壁はほぼ無いと言って良い状態です。
この機会を逃さず、新たな市場開拓に乗り出しましょう。
参考:
https://www.shopee.jp/
https://www.shopee.jp/blog/
https://shopee.jp/blog/market-philippines/