海外リユース探訪記

【クーボンの海外リユース探訪記 Vol.9】アジア編ー中国

海外リユース探訪記2023-07-04

日本人の間でも浸透してきた中国の最大手EC「Alibaba(アリババ)」。浙江省杭州市にあるその本社へ行ってきました。

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ライブコマースで夢見る「チャイニーズドリーム」

浙江省杭州市にあるアリババ本社を訪問

さまざまな興味深い話題を伺えましたが、特に印象的であったのが、成長分野「ライブコマース」です。ライブ配信とネット通販を組み合わせたこの販売形態は中国が最先端ともいえるでしょう。

中国のネットユーザーたちはアリババの「淘宝直播」やTikTokの「抖音直播」にアクセスし、人気インフルエンサーの配信を見ることが、ショッピングの一環に。彼らが軽妙なトークに合わせて紹介する化粧品や家電、スナック等、多種多様な商品を購入することが定番のスタイルとなっているのです。

麻雀の動画視聴中に商品が購入できる

ライブコマースはリアルタイムで商品の使用場面を視聴できるだけでなく、疑問点をその場で質問すれば、すぐに回答をもらえる点が魅力です。また、販売を行う企業側にとっても、集団心理によってセール品等の購入につなげやすい点、データ分析やターゲティングが効率的に行える点など、さまざまなメリットを有しています。

中でも面白いと感じた取り組みが、麻雀配信とライブコマースの合わせ技!麻雀の対局動画が配信されている最中に、商品の購入画面も表示され、視聴者がふと興味を持った品物が買える仕組みとなっているのです。

ライブ配信のためにビル1棟を建設

なんと杭州では、ライブ配信のためのビルまで建設されています。ここではたくさんのリユースブランドが持ち込まれてリペアされ、さらに鑑定士によるチェックを経て、配信者たちによってライブコマース形式で販売されます。これらがすべて一棟のビルの中(しかもまだ建設中)で行われているのですから、中国ビジネスの規模の大きさを感じさせられます。

「インフルエンサー」というコトバには、どこか華やかで浮世離れしたイメージがありますが、その仕事現場はまるで早朝の魚市場のような慌ただしさと荒々しさ、そして力強さあふれるものでした。中には、大物インフルエンサーになるべくこの杭州へわざわざ上京して挑戦している新米配信者もおり、必死さと熱意が半端ではありません。そう遠くない未来に「チャイニーズドリーム」が生まれることになるかもしれませんね。

雑多な空間のあちらこちらでインフルエンサーと撮影スタッフ、配信スタッフの1チーム(3~4人ほど)が陣取り、配信を行う

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