リユース・越境 戦略ガイド

【2026年最新版】関西で安い古着卸を探すなら?おすすめの仕入れ先と失敗しない選び方を解説

リユース・越境 戦略ガイド 作成 2026-08-12

これから古着販売を始める方や、始めたばかりの方の中には、

「関西で利用しやすい古着卸はどこだろう」
「安く仕入れられる卸を知りたい」
「初心者でも失敗しにくい仕入れ先を探している」

と感じている方もいるのではないでしょうか。

関西にはさまざまな古着卸があり、小ロットから始めやすい卸や、大量仕入れに対応した卸など特徴もさまざまですが、仕入れ価格の安さだけで選んでしまうと、最低購入金額や商品状態、仕入れ方法の違いによって思うように利益につながらないこともあります。

本記事では、関西で利用しやすい代表的な古着卸の特徴や仕入れ方法の違い、初心者向けの選び方について整理し、安く仕入れるだけでなく、継続的な販売につなげるための考え方もあわせて解説します。

関西で古着卸を選ぶ前に整理しておきたいポイント

関西で古着販売の仕入れ先を探す場合、最初に見るべき軸は「最安値」ではなく、利用条件や仕入れ方法の違いを把握することです。

古着卸ごとに利用条件が異なる

関西の主要卸を比べると、入口条件が大きく異なります。

たとえば、一般開放を行っている倉庫がある一方で、業者専用としてアポイント(予約)を必須としているところもあるなど、最低購入金額(ミニマム)についても、設定がないところから数万円を基準としているところまでさまざまです。

初めて仕入れを行う場合は、 「入りやすさ」と「販売までの手間」を優先して選ぶ と失敗を防ぎやすくなります。

安いだけで選ばないことが重要

関西で「安い古着卸」を探すとき、単純に最安単価だけを見るのは慎重に見極めたいポイントですが、安さの裏には、検品や洗濯の手間、サイズのばらつき、送料などの見えないコストが潜んでいる傾向があります。

単価が安いという理由だけで仕入れても、結果的に利益率が下がるケースがあるため、「すぐに売れる状態かどうか」を見極める視点を持っておくと安心です。

まずは販売スタイルを整理する

たとえば、ブランド感の弱いアソート商品はフリマアプリや薄利多売に向いており、小ロットで回転を作る方法はネット古着事業者に向いている傾向があるなど、まずは、扱う商材や販売方針を整理することが、失敗しない仕入れの第一歩となります。

古着屋の主な仕入れ方法

古着の仕入れ方法にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なります。

倉庫ピック

倉庫で実際に古着を手に取りながら仕入れる方法で、商品の状態を直接確認できるため、販売経験を積む段階で最も安心感のある仕入れ方法といえますが、現地に赴くための交通費や時間コストがかかる点には注意が必要です。

アソート販売

ブランドやアイテムをある程度指定し、複数枚をパッキングしたもので、ピック仕入れのように1点ずつ選ぶことはできませんが、1点あたりの単価が割安になり、ネットでの購入が可能というメリットがあります。

ベール販売

海外で複数枚がまとめて圧縮・パッキングされたものを仕入れる方法で、1点あたりの単価が大きく下がる一方、中身は開封するまで確認できず、検品コストや選別コストを後払いで引き受けることになるため、目利き力が求められます。

ネット卸

オンライン上で仕入れを完結させる方法で、24時間いつでも仕入れが可能であり、遠方に住んでいる方や隙間時間を活用したい方の候補になります。

関西の代表的な古着卸比較一覧

関西で利用しやすい代表的な古着卸の比較表です。

卸名所在地最低購入金額一般利用可否特徴向いている販売スタイル公式サイト
ReSCOUNT STORE大阪府大阪市なしオンライン・セレクトルーム型、国内古着中心の小ロットネット販売、販売経験を積みたい方https://shop.rescount.jp/
MJ VINTAGE大阪府大阪市5万円(※アポイントピック)可(一般開放枠)5か国買い付け、オンライン・ベール販売対応幅広い層、販売方針を固めたい方https://mj-vintage.co.jp/
VOX大阪府大阪市3万円(税別)不可(※倉庫開放日は可)フレッシュな商品追加、ベールリストの価格透明性が高い継続的に量を確保したい方https://vox1.jp/
Rerise兵庫県加古郡2万円(※イベント時)不可(完全会員制)原料ピック・ベール等多彩なプラン、国内古着比率高め中級者以上、段階的にステップアップしたい方https://rerise-kobe.com/
Meriken-Dollar兵庫県三木市なし(お試し10着等)不可(オンライン販売のみ)箱売りアソート、原料量り売り、店頭ピックなし薄利多売、フリマアプリ販売https://www.meriken-dollar.com/
CLASS1滋賀県犬上郡等なし不可(業者向け)ミニマムなし、時間制限なし、無人店ピック対応マイペースに選びたい方、量を確保したい方https://pick.class1-furugi.com/
3peace(京都・奈良・滋賀・姫路)関西複数拠点なし(※要確認)京都・奈良・滋賀・姫路に拠点展開。一般利用しやすい卸売倉庫現場を見たい方、少量から試したい方https://3peace.shop/

ここからは、比較表で紹介した各古着卸の特徴と、向いている販売スタイルを順番に整理します。

ReSCOUNT STORE

引用元:https://shop.rescount.jp/

特徴

大阪市西区に位置する、オンライン型およびセレクトルーム型の卸です。

予約不要で入店でき、1着1,000〜2,000円台の国内古着を中心とした数着単位の小ロット販売が特徴です。

※出典:ReSCOUNT STORE「古着の仕入れができるオンラインストア ReSCOUNT STORE \| リスカウントストア」

https://shop.rescount.jp/

向いている販売スタイル

何が入っているか分からない大量ベールを避けているため、内容を確認しながら少量から始めたい初心者に適しています。

MJ VINTAGE

引用元:https://mj-vintage.co.jp/

特徴

大阪市西成区に位置し、業者向けのアポイントピックと受注販売、ベール販売など多様な導線を持つ倉庫です。

アポイントピックは完全予約制で、5万円のミニマムが設定されています。

※出典:MJ VINTAGE WHOLESALE「古着仕入のアポイントについて \| 日本最大級の古着卸倉庫 MJ VINTAGE」

向いている販売スタイル

10枚セットの受注販売も用意されており、初心者から本格的に仕入れを行いたい事業者まで、幅広く検討できる卸といえます。

VOX

引用元:https://vox1.jp/

特徴

大阪市東住吉区にある倉庫で、アポイントピックは事前予約制でミニマムは税別3万円に設定されており、フレッシュなベールを開封する運用と、ベールリストの価格透明性の高さが魅力です。

※出典:古着卸VOX「アポイントピック — 古着卸VOX」

向いている販売スタイル

ある程度の仕入れ予算を確保し、ベール由来の鮮度の高い商品を求める仕入れ方針にマッチします。

Rerise

引用元:https://rerise-kobe.com/

特徴

兵庫県加古郡に倉庫を構え、原料ピックやミドルブランドピック、ベール販売など多彩なプランを提供しています。

2024年11月以降は完全会員制・完全予約制に移行しており、利用条件が改定されることがあるため事前の確認が必要です。

※出典:株式会社Rerise「兵庫県加古郡の卸売なら株式会社Rerise | 古着や雑貨をリサイクルする事業」

向いている販売スタイル

イベントでの原料ピックから大ロット業者販売まで段階的に仕入れ方法を変えられるため、事業の成長に合わせて利用方法をステップアップしたい場合に候補となります。

Meriken-Dollar

引用元:https://www.meriken-dollar.com/

特徴

兵庫県三木市に拠点を置きますが、店頭でのピック販売は行っておらず、オンラインWebピックや箱売りアソート、原料量り売りが中心です。

※出典:メリケンダラー「メリケンダラー| 古着卸し 関西 ピック インポート古着倉庫 株式会社ビーティーエス」

向いている販売スタイル

ブランド品がほぼ含まれないローコスト設定の商材が多いため、フリマアプリなどで薄利多売を前提とした販売スタイルを考えている方に適しています。

CLASS1

引用元:https://pick.class1-furugi.com/

特徴

滋賀県豊郷町などにピック倉庫を持ち、完全予約制ながらミニマムなし・時間制限なしで1点からの仕入れが可能です。

さらに、全国の無人店舗を活用し、店頭商品を全品50%オフ(ミニマム2万円)でピックできる店頭ピックという独自のサービスも展開しており、1000坪以上の倉庫でミニマムや時間制限がなく、オンラインピックにも対応しています。

※出典:古着卸CLASS1「古着仕入れのことならCLASS1ピック倉庫へ | ミニマムなし。時間制限なし。低価格。」

向いている販売スタイル

小ロットの仕入れから、豊富な在庫の中でのピックまで対応しているため、時間を気にせず自分のペースで商品を探したい方に候補にしやすい環境です。

3peace

引用元:https://3peace.shop/

特徴

京都、奈良、滋賀、姫路などに複数の倉庫を展開する大手卸です。

基本的に予約不要で一般開放されており、1点から卸価格で購入できる環境で、拠点の傾向として以下のように整理できますが、条件は変更される可能性があるため、確認しておくと安心です。

・京都:予約不要、卸売倉庫
・奈良:予約不要、一般客も卸価格で購入可能
・滋賀:最低購入価格なし、1点から購入可
・姫路:予約不要

※出典:株式会社3peace「卸売について – 株式会社3peace| 海外輸入古着 小売 卸売 EC」

向いている販売スタイル

現場の雰囲気を感じながら目利きの練習をしたい初心者に、向いている可能性があります。

古着卸を利用する前に確認しておきたいこと

古物商許可

中古品を国内で仕入れて事業として継続販売する場合、法令上は古物商許可が前提となり、許可の取得には申請手数料や日数がかかるため、本格的に仕入れを開始する前に手続きを進めておくことが大切です。

※出典:大阪府警察「古物商許可申請」

予約ルール

卸ごとに予約のルールは異なり、LINEや電話での事前予約が必須の倉庫もあれば、営業時間内であればアポイント不要で来店できる倉庫もあります。

移動計画を立てる際にも、予約の要否を事前に確認しておくとスムーズです。

最低購入金額

仕入れ時の最低購入金額(ミニマム)は、事前に確認しておきたい項目で、関西の卸でも、ミニマムがないところから、3万円〜5万円程度の基準を設けているところまで幅広いです。

商品状態の確認

安いベールや原料販売では、汚れや破れが混ざっている可能性があるため、商品の状態を事前にどこまで確認できるか、あるいは自分で洗濯や補修を行う工数を許容できるかを検討することが大切です。

真贋確認

ブランド品を扱う場合、偽ブランド品の混入には十分な注意が必要で、タグや縫製などを自身で確認するスキルを身につけ、信頼できる仕入れルートを見極めることが事業を守ることにつながります。

※出典:財務省「知的財産侵害物品の差止状況」

利益を残しやすい仕入れの考え方

安く仕入れた=利益が残る ではない

単価が安いという理由だけで仕入れても、売れない在庫になったり、補修コストがかかったりすると結果的に利益率が下がるため、安さだけでなく、「すぐに売れる状態かどうか」を見極める視点が必要です。

サイズ構成も確認しておく

ベールやアソート販売では、サイズ指定ができないケースがあり、ターゲット層と異なるサイズばかり仕入れてしまうと回転率が落ちるため、想定する購入者層に合ったサイズが確保できるかを確認しましょう。

返品条件を確認する

多くの古着卸では、基本的に返品や交換を受け付けておらず、不良品が混ざっていた場合のロスは自分で吸収することが前提となるため、仕入れの段階で慎重に判断することが求められます。

粗利ベースで考える

仕入れ原価には、商品の単価だけでなく、送料、洗濯、補修、梱包資材などのコストも含まれるため、販売価格からこれらのコストや販売手数料を差し引いた「粗利額」をベースに利益計算を行うことが、事業を安定させる鍵となります。

自分に合う古着卸の選び方

事業の段階や目的に合わせて、適切な仕入れ先を選ぶことが大切です。

まず販売経験を積みたい場合

初期段階では、「売れるカテゴリ」や「状態の許容範囲」を掴むことが重要であり、以下のような小ロットで中身が見えやすい卸を候補にすると進めやすくなります。

ReSCOUNT STORE:内容が見える小ロット販売

CLASS1:無人店舗での店頭ピックや洗濯済みアソート

3peace:予約不要・ミニマムなしで1点から購入可の拠点(滋賀など)

世界観や専門性を重視したい場合

現場での目利き精度が上がってきたら、より専門性を高めたり、店舗の世界観に合わせた仕入れを行ったりできる卸へのステップアップを検討してみましょう。

MJ VINTAGE:ジャンル別の均一価格や多様な仕入れ導線
VOX:フレッシュな商品の追加と明瞭なベール価格
Rerise:ミドルブランドピックや原料ピックなど多彩なプラン

継続的に仕入れ量を確保したい場合

事業が軌道に乗り、安定した在庫確保が必要になった場合は、在庫量や仕入れ導線が整っている卸が候補になります。

CLASS1:圧倒的な在庫とコンテナ単位の輸入による低コスト化
VOX:定期的な倉庫開放日やベール販売
3peace:各拠点への大量直輸入による安定供給

古着販売市場が注目されている理由

リユース市場は拡大している

国内のリユース市場は拡大を続けており、2023年の市場規模は3兆1,227億円に達しています。

※出典:環境省「令和6年度 リユース市場規模調査報告書」

古着は主要カテゴリの一つ

リユース市場の中でも「衣類」は中核を担うカテゴリであり、需要の大きさがうかがえます。

※出典:環境省「令和6年度 リユース市場規模調査報告書」

若年層との相性が良い

古着は10代や20代を中心とした若い世代から支持を集めており、サステナブルな消費との接点も持っています。

※出典:消費者庁「サステナブルファッションに関する消費者意識調査」

越境販売との接点もある

古着は国内販売だけでなく、越境ECと組み合わせて販売を広げる余地もありますが、海外販売では配送方法や関税、商品説明の整備なども関わるため、仕入れとは別に販売体制を整えることが大切です。

よくある質問

古物商許可がなくても利用できる?

一般開放日や一般販売枠を設けている卸(3peaceなど)であれば、許可がなくても利用できる場合がありますが、継続して事業として販売を行うのであれば、法令上古物商許可の取得は前提になります。

初心者でも利用しやすい古着卸はある?

関西では、ReSCOUNT STOREや3peaceの各拠点、CLASS1の店頭ピックなどが、予約不要やミニマムなしで利用でき、初心者でも現場感覚を養いやすい環境となっています。

1点から仕入れできる卸はある?

ミニマム(最低購入金額)が「なし」と設定されている卸であれば、1点からでも仕入れが可能で、CLASS1のピック倉庫や、3peaceの滋賀倉庫などが該当します。

ベール販売は初心者でも利用できる?

購入自体は可能ですが、中身が確認できず、状態差や補修の手間を読みづらい傾向があるため、まずピックや小ロットのアソートから試すと進めやすくなります。

初めての仕入れはどの方法から始めるべき?

初めての場合は、現物を一点ずつ確認できる「ピック仕入れ」や、内容がある程度把握できる「小ロットのアソート販売」から始めるのが基本です。

まとめ

ここまでの内容を整理すると、押さえておきたい点は以下の3つです。

・関西の古着卸は、ミニマムの有無や予約ルールなどの利用条件が大きく異なる
・安さだけでなく、検品の手間や送料を含めた総コストで判断することが重要
・初心者は小ロットのピック仕入れから始め、段階的にベール等へ進むと失敗しにくい

扱う商材や事業のフェーズによって、適した仕入れ先は変わりますが、まずは販売スタイルにあった卸を1〜2社比較するところから始めると進めやすくなります。

また、古着販売では、仕入れ先選びだけでなく、販路選定や価格設定、在庫管理なども利益に大きく影響するため、仕入れ先だけでなく販売ノウハウも学びたい場合は、リユース大学(https://wasabi.global/reuse-academy/)のようなセミナーや情報収集の場を活用する方法もあります。

※本ブログは2026年6月時点での情報になります。

各市場での最新情報は、それぞれの公式サイトを確認してください。

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