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【クーボンの海外リユース探訪記】Vol.42 マレーシア編1

お知らせコラム海外リユース探訪記2024-12-13

この連載は、世界を股にかけた循環型社会を作るために、弊社代表の大久保が見てきた海外のリユース情報や旅行記をお届けするコラムです。
最新の連載はリユース経済新聞の紙面で読むことができます。

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親日国として有名なマレーシア。経済成長が目覚ましく、22年はコロナ禍を経て、第2四半期に8.9%、第3四半期には14.2%と非常に高いGDP成長率を記録。24年第2四半期にも5.9%と伸びています。一方、つながりの強い中国経済の景気後退の影響をどれだけ受けるかも注目されています。

「2nd STREET」「Jalan Jalan Japan」日本企業運営のリユースショップを訪問

セカストで知るマレーシアの中古事情

リユースアパレルショップ「セカンドストリート」はマレーシア国内にて20店舗(※2024年7月時点)を展開しています。今回はスバン・ジャヤにある事務所兼倉庫、店舗でもある「セカンドストリート TRADING MALAYSIA SDN.BHD.」へお邪魔しました。

我々が訪問した時はちょうどコンテナから荷降ろし中。倉庫内は広々としていて、フォークリフトでの移動もしやすそうでした。やや日本からの仕入れが減っていて品物が不足気味とのこと。マレーシアでは「古い品を現金に換える」という習慣がまだまだ根付いておらず、文化としてスタートしたばかり。店舗で買取目的のお客さんを待つよりも、現地へ直接赴く出張買取スタイルの方が効率が良いかもしれません。

現地で見たリユースショップと比べると、やはり店舗の整理整頓が行き届いており、本社から派遣された方が現地スタッフをしっかり指導している様子が見受けられました。

意外な売れ筋は日本の文具

次に、ブックオフグループが運営する「Jalan Jalan Japan(以下JJJ)」を訪問。マレーシア法人が経営しており、国内に12店舗(※2024年7月時点)あるのだとか。

JJJの2号店となる「Jalan Jalan Japan @1Shamelin Mall」。このお店はクアラルンプールにあるショッピングモールで営業しています。モール自体はシャッターが閉まっているブースも多く、偽ブランド品が陳列されていたりと、よくある「東南アジアのショッピングモール」といった感じです。

JJJは総合雑貨店に近い品ぞろえで、バッグや靴、衣類や食器類、レジャー用品、チャイルドシート、仮面ライダーグッズ等を販売。

面白いのが、バインダーやクリアファイルがどっさり山のように陳列されていたこと。マレーシアでは日本の文具を好む方が多く、特に書類整理用の文具が大人気なのだとか。

その他の売れ筋はゴルフクラブ。マレーシアは約200ヵ所ものゴルフ場がある「ゴルフ大国」であり、そういった方々にはコスパに優れた中古のゴルフクラブが好評のようです。

筆者紹介

株式会社ワサビ
代表取締役 大久保裕史(オオクボ・ヒロシ)
1975年大阪府出身。リユースのキャリアは前職の小さな古着屋からスタートし、EC興隆期前にノウハウを積み重ね、楽天市場中古部門の初代ショップ・オブ・ザ・イヤーを2年連続受賞。2012年に株式会社ワサビを創業。現在は日本だけでなく海外 × リユース × technologyこの3つに特化した一元管理システムの開発から、日本から世界へとワールドワイドなネットワークでマーケットを拡大中

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