クーボンの海外リユース探訪記

【クーボンの海外リユース探訪記】Vol.74 スペイン王国編3

クーボンの海外リユース探訪記リユース・越境コラム2026-03-06

この連載は、世界を股にかけた循環型社会を作るために、
弊社代表の大久保が見てきた海外のリユース情報や旅行記をお届けするコラムです。
最新の連載はリユース経済新聞の紙面で読むことができます。

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スペインで特に魅力的だったのは、食べ物がとにかく美味しかったこと!サン・ミゲル市場は100年以上の歴史を持つマドリードの生鮮食品卸売市場で、食材だけでなく、「タパス」や「イカスミドッグ」、そのほかオリーブやエビ、イカをふんだんに使った串焼き等を食べることができ、まさにスペインの胃袋的なスポットです。

外交150年以上のスペイン
和装並ぶ古着店を紹介

米風古着店の
日本のキモノ

ALPHAVILLE店内。奥の照明付きラックに着物が並んでいた

着物を取り扱う店舗が多いことも印象的でした。「ALPHAVILLE」は、見た目はどことなくアメリカっぽい雰囲気ですが、奥の方に「着物コーナー」がありました。着物なのだから日本から仕入れているのか?と最初は思いましたが、お話を伺ってみたところ、インドネシアの仲介業者を経由して仕入れているそうです。

EC展開も行っていましたが、そこまで商品管理の設備が整っているわけではないようで、我々の事業とシステムについて興味をもって話を訊いていただけました。

虎の掛け軸が目立つ「ARAMAYO Vintage」は、世界各国のリサイクル業者やフリーマーケットから仕入れを行っているのが自慢とのこと。入店すると、スリフトショップ特有のニオイがしました。古着に並び、着物や羽織が揃っていました。

古着も日本から仕入れているそうですが、見せていただいた品は日本国内であまり見たことのないものでした。中には日本語のタグがついており、日本製とはっきり分かる商品もありました。デザイン等を見る限りは相当古いもののようです。著名なブランド品としてはLeeやKappaのジーンズなどがありました。

キャップがもらえる
若者向けギミック

レトロな店構えが特徴的な「MUCHO VINTAGE」は、1000円コーナーならぬ「5ユーロコーナー」が設けられていました。掘り出し物的な品はありませんが、普段使いの古着を求める層には重宝しそうです。

建築年数を感じさせる内装に対し、意外にも若年層のお客さんが多く訪れていました。若い客層向けにキャップが景品としてもらえるUFOキャッチャーのようなものも設置されていました。それにしても、この店でも着物が売られていたのにはまたまたビックリ!

ここの店主がとても気さくな方で、短いコミュニケーションの中でとってもフレンドリーに話ができる関係になれました。こういう人々と国境を跨いで仕事ができれば面白いことができるでしょうね。

スペインのリユース市場に、着物や前号で書いたアニメ、ゲーム等のジャパニーズカルチャーに関連したアイテムを取り扱っている店がたくさんあったのは面白い傾向だと思います。150年を超える外交の歴史を持つ両国ですが、その価値観もどこか共通したものがあり、よく似たものを好むところがあるのかもしれませんね。こういった傾向は、リユースビジネスを行うにあたってチャンスとなり得るかもしれません。

MUCHO VINTAGEの5ユーロコーナー

株式会社ワサビ
代表取締役 大久保裕史(オオクボ・ヒロシ)
1975年大阪府出身。リユース業界で20年以上のキャリアを持つ。前職の古着店にて、EC黎明期から中古品販売のノウハウを蓄積し、楽天市場「中古部門」の初代ショップ・オブ・ザ・イヤーを2年連続で受賞。2012年に株式会社ワサビを創業。「海外×リユース×テクノロジー」を軸に、クラウドシステム『ワサビスイッチ』等の開発を展開。日本企業の海外販売(越境EC)を支援し、テクノロジーでリユース市場を世界へ拡大させている。

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