Kaola.comについて
海外EC調査部2021-06-08
ワサビの海外EC調査部です。
ここでは、Kaola.com(コアラ)についてご紹介します。
店舗種類
中国国外の企業のみ出店可能です。
1.旗艦店
- 海外ブランド旗艦店
自分がブランドを保有している、もしくは商標権利者から専用実施権(独占的販売の許諾)が与えられた店舗です。 - 海外モール型旗艦店
登録対象はモールの商標を保有している店舗です。
さらに複数のブランドを経営しています。(例:大丸、高島屋など)
2.専売店
商標権利者から通常実施権(一般の商品販売の許諾)が与えられた店舗です。
基本は一つのブランドの商品のみで経営します。
3.専営店
商標権利者から通常実施権(一般の商品販売の許諾)が与えられた店舗です。
一種類の商品で店舗経営をし、多数のブランドの商品販売権を持ちます。
開店手順
A) 利用規約
1. 店舗保証
- すべての商品は正規品であることと、商品の品質安全に対して責任を持つこと
- 商品の返品については、中国大陸内には返品用の返送先と、正規の返品ルートがあること
- 消費者の権利と利益を保障する責任を負うこと
- 商品情報の開示、返品と交換サービスの提供、品質不合格商品の返還と賠償責任を負うことなど
2. 越境店舗である場合
- 税関に電子サイン付きの取引データを送り、責任をもって申告書を提出する。
- 中国境内の工商登録代理企業に依頼して、税関に登録する。
B) 旗艦店
1. ブランドに関する必要なもの
- 商標の登録証明書、もしくは商標の出願完了通知書のコピー(出願完了6か月以上)
- 商標権利者からの独占的販売の許諾
- ブランド側から送信された認証メール
2. 企業の証明として必要なもの
- 営業許可証
- 税務登記証
- 組織機構コード証
- 銀行口座開設許可証
- 法定代表人※1の身分証明書コピー
※1 中国において法人を代表し、職権を行使する責任者のこと。
C) 専売店&専営店
1. ブランドに関して必要なもの
- 商標の登録証明書、もしくは商標の出願完了通知書のコピー(出願完了6か月以上)
- 商標保有者を元とした全てのライセンス証明(例:商標保有者→二級代理者→店舗経営者 全て)
- ブランド側から送信された認証メール
2. 企業の証明として必要なもの
- 営業許可証
- 税務登記証
- 組織機構コード証
- 銀行口座開設許可証
- 法定代表人※1の身分証明書コピー
D) その他
1. 一般貿易輸入
- 輸入品申告書食品関係については、申告が一年以内であること)
- 入国検疫合格証明(化粧品、食品、家電などは必須)
- 輸入化粧品記録証明書(税関に許可された公的な証明書)
- 中国語ラベル検査記録証明書(税関に許可された公的な証明書)
- 品質検査の報告
2. 保税※2
- 輸入品申告書(食品関係については、申告が一年以内であること)
- 入国検疫合格証明(化粧品、食品、家電などは必須)
- 輸入化粧品記録証明書(税関に許可された公的な証明書)
- 品質検査の報告
※2 関税の徴収を一時留保すること。
特定の場所に商品をまとめて輸送し、中国国内の保税区で商品を保管、注⽂ごとに通関⼿続きを行い出荷する⽅法を保税区モデルと言う。
3. その他
食品経営許可証、酒類流通記録登記証、出版物経営許可証、保険食品承認証書など
保証金と手数料
A) 保証金
- すべての店舗から保証金を徴収する
- 一般貿易の店舗の保証金は50,000元(約85万9千円)
- 一般貿易の店舗は特殊品類の商品を経営する場合、保証金の金額は変わる
例:時計とアクセサリーを取り扱いメイン商品とする場合、保証金は100,000元となる(約171万8千円) - 同時に複数の特殊保証金の商品を経営する場合、一番高い金額で一回のみ徴収する
- 保税、直送モデルの店舗の保証金は150,00ドル(約164万6千円)
B) 「技術サービス費」(手数料)
「技術サービス費」=所謂手数料のようなものです。
売り上げの一定比率でプラットフォームに支払います。
商品の品類によって比率が異なります。(例:時計12% 美容品:6%など)