海外EC調査部

弊社代表大久保のドバイ出張記 その1

海外EC調査部2022-12-07

11月中旬、出張でアラブ首長国連邦の都市、ドバイへ行ってきました。

みなさん、ドバイって都市名だとご存じだったでしょうか。私は国の名前だと長らく思い込んでいました。小さな都市でありながら国だと勘違いさせるインパクトがある都市ドバイへの出張。越境ECのことや、ドバイで感じたこれからのビジネスの可能性だけでなく、あらゆることを見て聞いて体験してきたドバイ出張。お伝えしたいことが盛りだくさんなので、2回に分けてお届けします。

株式会社ワサビ 代表取締役 大久保です

■JETROドバイ―ドバイの越境EC

貿易を促進している日本政府関連組織である、JETROドバイを訪問しました。

ドバイの強みと魅力、そして商いの習慣と販路開拓のポイントについてお話を伺いました。

ドバイは世界中から物が集まり、そしてまたそこから世界中へと広がる【ハブ】となる場所。物理的なハブに加えて、知識でのハブも目指し、政府主導で世界中から高レベルの技術やアイデアを集めています。

外国企業出資規制やビザ制度、技術のある企業や人材の誘致を強化しているとのこと。

ドバイはここをベースにして、他の国や地域にビジネスを広げて行ける場所なのです。物だけでなく、色々な国の人も集まるとても面白いところ。しっかりとした越境ECビジネスの入り口を作ることに価値がある場所だと感じました。

JETROドバイにて

■ドバイから見た日本

ドバイに行ってまず感じたのは、日本人は温かい目で見てもらえているなということ。その理由は日本からの輸出品にありました。ドバイでは日本の中古車が大人気なのです。日本車のおかげで日本人が歓迎されていると言っても過言ではありません。ただ、以前なら「ジャパニーズ?」と一番初めに聞かれていたのが、今では「チャイニーズ?コリア?ジャパニーズ?」と聞かれるようになったのは少し寂しいですね。

■THE LUXURY CLOSET 訪問

ドバイ初日、ワサビの連携パートナーでもある「THE LUXURY CLOSET(ザ ラグジュアリークローゼット)」を訪問しました。こちらは新品、中古高級ブランド品を取り扱う中東最大の越境EC。日本の商品を、ワサビが提供するシステム「WASABI SWITCH(旧:WORLD SWITCH)」を通じて世界へ販売されています。

国連の発表によると、中東エリアは今後、現在の2倍の人口になると予測されているとのこと。若者も多いことから、ブランド品の人気が高い傾向にあります。日本にあるブランド品で、さらに越境ECを盛り上げていただけることを確信しました。

THE LUXURY CLOSET スタッフと打ち合わせ

■ゴールドスーク

ゴールドスークはドバイの中心からは少し離れた旧ドバイエリア。我々が思い浮かべるドバイのイメージとはかなりかけ離れた印象の街です。

ゴールドスークは上の赤いピンに位置します

スークは市場という意味。ゴールドスークの文字通り、ここでは時計やジュエリーなどの貴金属を取り扱うお店が多数並んでいました。どこにも値段が書かれていない・・・ いくらなのでしょう・・・

隣接する旧ドバイエリアでは、香港と同じく世界中から輸入スマホが集まる街でもあります。ここでは、右を見ても左を向いてもスマホのお店ばかりが立ち並ぶエリアもありました。これで本当に電話できるの?と思うような小さい物も売られていました。世界中から集まったスマホは、ここから中東地域やアフリカへと広がり繋がっていくのです。

販売されていた携帯電話

アパレルの街も隣接していて、衣料品も多く売られています。「え?それがオシャレなの!?」と思うような(日本人から見るといけてない)ものもたくさん取り扱われていました。そう思われる理由の一つに、ドバイの人は見栄っ張り、ということがあるようです。見栄を張るために、意外と偽物を身につけている人もいるとのこと。実際、ドバイから少し離れた何でも安いシャルジャーと言う地域では、ブランド古着の偽物も普通に売られていました。

後半では日本の中古車についてや、ドバイで感じた金銭感覚などについてお話ししたいと思います。

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