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2024年6月21日「リユースセミナー」開催レポート

イベント・セミナーレポート2024-06-21

2024年6月21日開催「リユースセミナー」レポート

2024年6月21日(金)、楽天本社にて開催いたしました「リユースセミナー」のレポートをお届けいたします。
当日は足元の悪い中、51社、70名の参加者様にご来場頂きました。
本レポートでは、当日にご説明させて頂いた内容や会場の様子などを中心にご紹介していきます。

ダイジェスト動画はこちら

目次

オープニングコメント 

楽天グループ株式会社 澤本優様からの開会の挨拶でセミナーがスタート致しました。

楽天市場・楽天ラクマのご紹介

楽天市場のご紹介

楽天市場の概要について、楽天グループ株式会社 田口圭祐様よりご説明頂きました。

リユース市場全体と楽天市場の規模感

リユース市場全体は3兆円規模に迫り、2040年には4兆円の壁も超えるのではないかと予測されています。リユースビジネスとECは切っても切れない関係性となっています。楽天市場においては、リユース品に関してはカテゴリ別に見るとブランド品が大きな割合を占めています。

楽天市場は2023年、国内EC流通総額は6兆円を突破しました。またインターネット通販シェア*は28.9%を占め、店舗様にとって楽天市場は強い味方となるECです。

(※2023年年間国内EC流通総額,前年比 出典:楽天グループ株式会社「2023年度通期及び第4四半期決算説明会資料」 ※国内EC流通総額(一部の非課税ビジネスを除き、消費税込み)=市場、トラベル(宿泊流通)、ブックス、ブックスネットワーク、Kobo(国内)、ゴルフ、ファッション、ドリームビジネス、ビューティ、Rakuten24 などの日用品直販、Car、ラクマ、Rebates、楽天西友ネットスーパー、楽天チケット、クロスボーダートレーディング等の流通額の合計※Q1/23より、モバイルセグメントより楽天チケットを国内ECセグメントへ移管。これに伴い遡及修正を実施。※Q2/23より、国内EC流通総額の定義等を一部見直し。これに伴い遡及修正を実施。※2023年9月より、楽天ペイ(オンライン決済)事業をインターネットサービスセグメントからフィンテックセグメントへ移管。金額規模から判断し、過去実績の遡及修正は実施していません。※2020年以降に関しては同定義にて算出 ※1日あたりの流通金額は「2023年年間国内EC流通総額」を日数で割った金額
※楽天ID数・出店店舗数(2023年12月時点)出典:楽天グループ株式会社「2023年度通期及び第4四半期 決算データシート」Other KPIsシートに記載
※マーケットシェア 出典:株式会社富士経済「通販・e-コマースビジネスの実態と今後2024」商品カテゴリーは、商品全体から一部商品を抜粋。シェア(全体・カテゴリー別)は、すべて2023年))

リユース店舗様が抱える課題

リユース店舗様が抱える課題として、出品リソースと滞留在庫の2つの課題があるかと思います。

このそれぞれの課題に対して、業務効率化事例では株式会社コメ兵様、株式会社STAYGOLD(BRING)様、販促パネルディスカッションではJAM TRADING株式会社様、株式会社ティンパンアレイ(RAGTAG)様から事例とノウハウのご紹介をして頂きました。

後ほど、「店舗様による楽天市場・楽天ラクマでの「販売」に特化したパネルディスカッション」にてご紹介いたします。

商品登録数を最大化するために

楽天では、プランにより商品登録数が異なります。店舗様それぞれのプランの条件に合わせて、運営に活かして頂ければと考えています。

商品数2万点以上を扱う場合には、出品数無制限のメガショッププランをご活用頂く事をおすすめいたします。

登録できる画像容量に関しましては、スタンダードプラン以下のプランでも月額1万円(税抜)で10GBまで容量を追加することもできます。

在庫回転率を最大化するために

出品数を最大化、販売効率の最大化という観点から、情報共有を行って参ります。

・販売効率の最大化について
大型イベントの活用、特に月の4日始まりが多い「お買い物マラソン・楽天スーパーSALE」でブーストをかけることが重要です。また1日のワンダフルデーや中旬下旬にもお買い物マラソン等イベントもありますので、現在参加されていない店舗様におかれましては、ぜひ販売促進にご活用頂きたいと考えています。

・ポイント変倍、クーポン活用について
ポイント変倍・クーポンの発行を既に活用されている店舗様も多いかと思います。ワンダフルデー、5と0のつく日などのイベントのタイミングに合わせて、スポット施策として大きな割引のクーポンを発行するなどして頂くと、ユーザー様の反応も良くなるのではないかと考えられます。

・広告の活用
検索連動型広告に関しては、非常に多くの店舗様にご利用頂いています。まだ利用したことがないという店舗様には、是非ご活用頂きたい広告です。

楽天ラクマのご紹介

ラクマ公式ショップにつきましては、楽天グループ株式会社 井上 怜様より解説をして頂きました。

Rakuma Brand Mall(ラクマブランドモール)の開設

「Rakuma Brand Mall」は今年4月にスタートした「楽天ラクマ」が提供する「ラクマ公式ショップ」の商品から人気ブランドに特化して商品が検索できる特設サイトです。

また今月6月1日にはお客様向けオフラインイベントを東京・表参道にて開催いたしました。「楽天ラクマ」に出店される店舗様のラグジュアリーブランド商品を集め、展示するイベントです。「ラクマブランドモール」で検索していただくと公式Instagramも確認できますので、ぜひ事業者の皆様にもご覧頂けますと幸いです。

▶「Rakuma Brand Mall」についての詳細はこちらをご確認ください。
https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2024/0425_01.html (楽天グループ株式会社 プレスリリース)

「楽天ラクマ」のサポート体制

ブランド品の取引が増えている状況を踏まえ、よりクリーンで安心・安全なプラットフォームを目指しお客様へ手厚いサポートをご用意しています。現在行っている取引状態に応じた相談事へのサポート、24時間365日間体制での不正利用者のモニタリングなど、偽造品対策など今後もより一層強化して参ります。

越境販売支援の取り組み

「eBay」で「ラクマ公式ショップ」の一部商品が購入できるようになりました。現在は一部の店舗様のみへの試験運用中となっておりますが、今後はお客様の反応をみながら、本格提供を検討していきます。

▶ 「eBay」出品について詳しい情報はこちらをご確認ください。
https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2024/0508_01.html(楽天グループ株式会社 プレスリリース)

越境取引で売れている「ラクマ公式ショップ」のカテゴリ

海外ユーザーに特に人気の高いカテゴリや海外VIPユーザーからの大口購入ニーズのある商材例をご紹介しました。具体的な情報に関してはご参加頂いた方のみへのご提供となります。ご了承下さい。

販促を活かした売上アップ術

企画型クーポン、ショップ限定クーポン、スーパー還元など、商材やニーズに合わせて各種販促をご利用いただけます。

「Rakuma Brand Week」

月初に様々なキャンペーンを開催する7日間のイベント 「Rakuma Brand Week」が今年6月からスタートしました。

「ラクマ公式ショップの対象ショップのメンズ・レディースカテゴリ商品で使える7%オフクーポンプレゼント」キャンペーン、「メンズ・レディースカテゴリ商品を楽天キャッシュまたは楽天カードでのお支払いで最大ポイント7倍」キャンペーンなど、月の始めにブランド品購入の訴求を強める施策を打ち出しています。

▶ 「Rakuma Brand Week」について詳しい情報はこちらを確認ください。
https://corp.rakuten.co.jp/news/update/2024/0531_02.html(楽天グループ株式会社 プレスリリース)

ファッションクーポンのリニューアル

今年6月から、毎月5と0のつく日に5%OFF Fashion Couponと、対象商品限定でポイント最大5倍キャンペーンが同時開催となりました。お客様によっては併用することで大変お得に買い物ができるキャンペーンですので、両キャンペーンを合わせて販促活動に役立てていただければと思います。

ショップ限定クーポンとは

「楽天ラクマ」から募集し参加店舗様を募る形式とは異なり、店舗様起点で入稿可能なクーポンです。任意条件を設定でき、見込みの高いお客様への通知もされます。ブランドファッション以外の店舗様にもご活用頂けるクーポンですので、状況に合わせてご活用ください。

スーパー還元のご紹介

店舗様が出品済みの商品を対象に「楽天キャッシュ」還元を自由に設定できる仕組みです。お客様が対象商品を購入すると、還元設定分の「楽天キャッシュ」が取引完了後に還元されます。商品には還元ラベルが表示されるため、より高いコンバージョンの獲得が期待できます。

楽天ラクマ リスティング広告

ニーズの高い商品を自動選定し、購買意欲の高いお客様へアプローチすることができます。

出品時のチェックポイント

お客様インタビューなどブランド商品を購入されている方の声を中心に、安心感や信頼感を与える情報記載のポイントをご紹介いたしました。また海外ユーザー向けにも、リユース品の商品情報紹介のポイントなどをお伝えさせていただきました。実際の内容に関しては、参加者様向けのご案内のため、割愛させていただきます。

知財の取り組みについて

楽天グループ株式会社の対馬志保様より、知財の取り組みについてのご説明を頂きました。
トラブルを未然に防ぎ、すべての人に安心・安全なお買い物を目標に掲げその具体的な取り組みについてご説明頂きました。

楽天市場では、模造品対策として楽天がユーザー様・店舗様間のトラブルには積極的に介入し、権利侵害疑義品のモニタリングや偽造品の排除・取り締まりを実施しています。
ユーザー様とブランド権利者様両方から通知頂くフォームを365日、常にチェックしており、情報収集をすすめています。

また税関との連携の取り組み、ユーザー様向けの保証をご用意しています。
(ただし、中古品は対象外です)

▶︎ 楽天市場へのお問い合わせはご意見については、こちらをご確認ください。
https://ichiba.faq.rakuten.net/form/item-guide(楽天市場お問い合わせページ)

一括EC管理システムWASABI SWITCHをご紹介

弊社ワサビの広報・システムサポート部の間所が、ワサビスイッチのご説明と「楽天市場」と「楽天ラクマ」の店舗運営時に役立つ機能について、ご紹介させていただきました。

リユース品は一点物で、リユースならではの項目が多く存在するため出品や在庫管理などの作業工数がかかってしまうことがネック。その問題を解決する、メインシステムのワサビスイッチ。

▶︎ ワサビスイッチについて詳しい情報はこちらをご確認ください。
https://wasabi-inc.biz/world-switch/ (ワサビスイッチ 公式サイト)

ワサビスイッチ・連携アプリについて

ワサビスイッチの作業効率アップさせる連携アプリである、
・スマホで商品登録、在庫管理ができるストックスイッチ
・実店舗とECモールのリアルタイム連携が可能なPOSレジスイッチ
についてご紹介いたしました。

▶︎ ストックスイッチ・POSレジスイッチについて詳しい情報はこちらをご確認ください。
https://wasabi-inc.biz/world-switch/app/(ストックスイッチ 公式サイト)
https://wasabi-inc.biz/world-switch/app-regi/(POSレジスイッチ 公式サイト)

POSレジアプリは、間もなく決済端末と連携が開始予定!楽しみにお待ちください。

楽天市場へ商品登録する際の便利機能

ワサビスイッチでは商品登録データを入力すると、自動的に楽天SKUの属性項目に紐付ける設定が可能だということを商品情報ページを用いながら説明させて頂きました。。

楽天市場で支払いが楽天Payだった時の便利機能

RMSへログインしなくとも、楽天Payの支払いをワサビスイッチの受注画面上で行うことができる点について、ご紹介いたしました。

忙しい楽天スーパーセール中でも自動で在庫管理

ワサビスイッチは楽天市場で商品が売れると、他に出品しているモールの在庫を自動で0にし出品取り下げを行います。楽天スーパーセール中のような慌ただしい時期に便利な機能の一つをご説明させて頂きました。

楽天市場・楽天ラクマで使える送り状発行機能

特に便利だとお声をいただく、ワサビスイッチの送り状の機能についてご紹介させて頂きました。楽天BOSS、楽天あんしんメルアドにも対応しており、楽天ラクマの場合には、自動で発送完了通知を押し、ステータスを変更する点についてもご説明させて頂いています。

楽天ラクマへの自動評価機能

続けて、楽天ラクマでの便利機能について解説させて頂きました。
お客様が楽天ラクマ上で「受け取りボタン」を押すと、ワサビスイッチから自動で「取引の評価レベル」と任意の「取引の評価メッセージ」を送る機能のご説明です。

6/12にリリースされた2つの新機能のご紹介

6/12にリリースされた「自動出品機能」、「自動値下げ機能」についてご紹介させて頂きました。
自動出品機能は、店舗側が設定した一定の条件を満たすと、ワサビスイッチから自動で出品が行われる機能です。
自動値下げ機能は一定の期間を経過後、店舗側が決めた値下げ設定で自動的に売価変更を行うことができる機能です。

▶︎ ワサビスイッチの新機能については、下記をご参照下さい。
https://wasabi-inc.biz/2024/06/12/20240612/(ワサビ公式サイト/自動出品、自動値下げについて)

ワサビスイッチの2つのプラン(BASICとLITE版)のご紹介

ワサビスイッチにある2つのプランについて解説をさせて頂きました。
ベーシック版、ライト版の2種について、それぞれの特徴やご利用の場合の料金形態についてもご案内いたしました。

ベーシック版のご案内

連携アプリのご利用、フルカスタマイズや、店舗様に合わせた設定が可能です。
また、弊社のシステムサポート部から担当がマンツーマンでサポート対応させて頂きます。

ライト版の特徴

ライト版は、誕生したばかりのプランです。
初期費用0円、今なら月額料金は0円で利用することができます。
通常は売上に対して5%の従量課金ですが、サービス開始直後のため現在は3%の従量課金でご提供しています。

▶︎ 更に詳しい情報は、下記よりお問い合わせ下さい。
https://hub.wasabi-inc.biz/ja/contact

真贋判定のプロ、AACDから学ぶ!偽物を出品しないためのワンポイント講座

偽造品防止に向けて販売者が出来ること

ECでリユース品を販売する際、偽造品対策は非常に重要な要素となっています。偽造品流通の防止、消費者が安心してリユース品を購入できる環境の取り組みについて一般社団法人 日本流通自主管理協会(AACD)の事務局長、姉川 博様より解説を頂きました。

偽造品の現状

現在、衣料品・服飾雑貨等のEC規模は、BtoC規模では2.5兆円、CtoC規模では2.4兆円。
数字上はほぼ同等の規模があり、偽造品は両方で増えている。

偽造品の例として、人気ブランド品の売れ筋商品の具体的な代理店価格と買取相場、CtoC市場でどの程度の値段で販売されているかを画像を交えてご説明頂きました。

※実写真につきましては、レポートでは割愛させて頂きます。

こういった偽造品がCtoC市場で偽造品だと認識された上で売れ続けてしまうと、正規品の流通量が低下する恐れがある。
これは高額商品に限った話ではなく、購入しやすい価格帯でも起きつつあることをお伝えいただきました。
また購入側からは判断し辛い絶妙な価格帯設定、使用感などで、偽造品の判断が難しい商品も出回っている。
この現象による悪影響はCtoCだけの問題では無く、B側にも波及し販売機会を失って行くと予想でき、健全な店舗がダメージを受け、結果的にモールへの出店が減るという負の連鎖がおきてしまう。

偽造品対策は権利者の方の努力、権利者の方の努力を前提としたモールの自衛だけでは限界。

偽造品対策に積極的な権利者だけでなく、そうでないブランド対策という意味でも、モール側の自主的な対策を強化することが欠かせない。現状のままでは、消費者の偽造品でも良いというモラルハザードを招き、モールの活力が失われる。

そのためにもプロとしての事業者とモール事業者が協業することが重要だと姉川氏は来場者の方へ伝えていました。

販売者ができること

販売者ができることとして、情報を持っている社員の待遇改善を上げる。情報を持つことが評価される社内体制、情報を共有することが評価される会社にかじを切るべきことを指摘。

情報を持つ社員の待遇改善は、他社員の育成、ノウハウの共有、人材の流出防止に繋がり、また継続的な社員研修で、複数の人材育成、複数視点で危険を察知できる体制となる。

偽造品対策として様々な対策を行っているけれど、どうしても人が足りない、情報が足りないという時には、AACDの活動に触れてもらいたいと話す、姉川氏。

団体として情報を集め、偽造品対策を行っているので、情報が不足しているという場合にはぜひ頼って頂きたい。

▶︎加入希望の方はこちらからお問い合わせください。
https://www.aacd.gr.jp/(日本流通自主管理協会(略称AACD)公式サイト)

店舗様の「効率」と「コストバランス」を考えたささげ業務効率化共有!

会場内で実際の現場で撮影して頂いたささげ風景の動画を視聴後、株式会社JAM TRADINGの福嶋 政憲様、株式会社ティンパンアレイ(RAGTAG)の桜庭 邦洋様を迎え、モデレーターに弊社 大久保を加えた3名で、ディスカッションが行われました。
※実際の動画につきましては、割愛させて頂きます。

業務効率化の一環として、株式会社ティンパンアレイ(RAGTAG)様はNikonのSAI SOON(サイスーン)、株式会社JAM TRADING様はオービットブイユージャパンのPhoto Automationをシステム導入されています。

▶ 株式会社JAM TRADING様のPhoto Automation導入について、詳しい情報はこちらをご覧ください。
https://ecnomikata.com/original_news/23725/(ECのミカタ取材記事)

導入の経緯やその後のメリット、変化について語って頂きました。
レポート内では、その一部をご紹介いたします。

Q. ささげ業務効率化のため、各社システム導入を行っているかと思いますが、導入後は何が変わったでしょうか。

株式会社JAM TRADING
福嶋 政憲様
A. 誰でもかんたんに綺麗にできるということでメリットは大きいです。

株式会社ティンパンアレイ(RAGTAG)
桜庭 邦洋様
A. 10%くらいは生産性が改善した事と、だれが作業しても同じ品質になるという部分で、教育コストの削減になったと感じています。

Q. 原稿(商品登録)について、早く作業する工夫などされていますか?

株式会社ティンパンアレイ(RAGTAG)
桜庭 邦洋様
A. 早いスタッフでは1時間で20点くらい登録しています。Excelをベースにしているため、入力時にある程度選択肢を絞り込むなどしています。辞書登録を行いスピードアップさせています。

株式会社JAM TRADING
福嶋 政憲様
A. 弊社も辞書登録を行っています。同じカテゴリの商材を集めて店舗で作業し、1商品2〜3分もかからないと思います。

株式会社JAM TRADINGの福嶋 政憲様、株式会社ティンパンアレイ(RAGTAG)の桜庭 邦洋様、ご回答いただきありがとうございました。

店舗様による楽天市場・楽天ラクマでの「販売」に特化したパネルディスカッション

楽天グループ株式会社 田口圭祐様による進行のもと、株式会社コメ兵の甲斐 真司様、株式会社STAYGOLD(BRING)の鈴木 智明様にご登壇頂きました。

Q. 様々な販売チャネルをお持ちの中で楽天市場店の位置付けはどのように考えられていますか?

株式会社STAYGOLD(BRING)
鈴木 智明様
A. オンラインの売上シェアは楽天市場を主力と考えております。集客も多くコンバージョンも高く新規で顧客獲得でき、単価も高くなっていますので、重要な主力店舗という位置付けです。

株式会社コメ兵
甲斐 真司様
A. 自社ECがメインで、楽天市場などへのモールへは自社ECの商品と同じものを数日開けて価格も少し上げて出品を行っています。国内のモールでは楽天市場での売上が一番多くなっています。

Q. 売上目標達成するための、セールなどブースト施策の考え方や運用方法を教えて下さい!

株式会社STAYGOLD(BRING)
鈴木 智明様
A. 月初の1日のワンダフルデイズ、5日10日のポイント10倍などの施策を行っています。LINEでの訴求、メルマガ配信、お気に入り商品登録を行ったユーザーへのプッシュなどアプローチを試みています。月末は追加で施策を入れても転換率が良くないことが多いため、月の前半、特に1日やお買い物マラソン被りの5日、10日などで売上を繋ぐことが大事だと思っています。

Q. 株式会社STAYGOLD(BRING)では本日の値下げ商品なども見受けられ、日々のマークダウンなどもされていますね。

株式会社STAYGOLD(BRING)
鈴木 智明様
A. 会社によって難しいところもあると思いますが、できれば毎日値下げを行い在庫の回転率を回してく、消化を促すほうが良いのかなと。新着に上がって数日が販売チャンスで、その後は滞留すればするほど売れにくくなると思うので、早めに在庫を回して行こうと考えています。

株式会社コメ兵
甲斐 真司様
A. 店舗が優先で、ECて販売している商品も店舗の商品です。価格の決定権も店舗にあります。例えば楽天のセールに合わせてECの商品を値下げするということは一切行っていません。
楽天での販促はポイントとクーポンがメインです。モール側の施策はあまり行わないスタンスで、自社での販売が優先です。
ただし楽天市場でも楽天スーパーSALE、ワンダフルデー、0と5のつく日には売上が上がることが分かっていますので、その時には販促活動を行うようにしています。お買い物マラソンも売上を見て必要な時に利用しています。

他、様々な質問に対して店舗様にとって有益な情報を交え、ご回答頂きました。

店舗により販売施策や姿勢はことなりますが、共通するのは楽天市場の自社にとってメリットのある部分を上手く活用し、売上をアップさせていることです。
株式会社STAYGOLD(BRING) 鈴木 智明様、株式会社コメ兵 甲斐 真司様、ご回答ありがとうございました。

さいごに

勉強会の後に行われた交流会は、貴重な情報交換とコミュニケーションの場となり、続く懇親会でもたくさんの方にご参加頂きました。
ご参加の店舗様、また登壇頂いた企業の皆様、貴重なお時間を頂き誠にありがとうございました。
ご紹介した情報を、今後の店舗様の運営に少しでも役立てて頂けましたら幸いです。

また、次回も是非お越しください。

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