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【クーボンの海外リユース探訪記】Vol.52 アメリカ(ニューヨーク)編1

お知らせコラム海外リユース探訪記2025-04-01

この連載は、世界を股にかけた循環型社会を作るために、弊社代表の大久保が見てきた海外のリユース情報や旅行記をお届けするコラムです。
最新の連載はリユース経済新聞の紙面で読むことができます。

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アメリカ合衆国最大の都市といえば、やはりニューヨーク!私のような世代には、「アメリカといえばここ!」という、ある種の憧れを持っていた方も少なくないのではないでしょうか。

高品質と低コストが保証ブランド時計に広がる認定中古品

偽ブランドが集うタイムズスクエアの夜

カウントダウンで有名なタイムズスクエア南広場

ニューヨークは、やはり世界屈指の大都会でした。「摩天楼」と呼ばれる高層ビルが立ち並び、ネオンが瞬く非常に美しい街です。東京の新宿も「眠らない街」と称されますが、このダイナミックさには敵わないのではないでしょうか。
夜になるとランドマークである「タイムズスクエア」にはさまざまなキャラクターのコスプレをした若者たちが集い、あちらこちらで撮影会状態に。話しかける勇気がなくても、向こうからコミュニケーションをとってくれます。しかし、そのフレンドリーさに油断すると金を請求してくるので気をつけましょう。周囲では高級ブランドの露店も開かれていましたが、どれも偽物なので相手にしない方がよいでしょう。

ロレックスでデイトナ購入にチャレンジ

さすが、高級ブランドの正規販売店も盛況です。「ロレックス」や「ティファニー」等といった誰もが知る超有名なブランドのお店は店構えからして立派な雰囲気です。
ロレックスといえば、押しも押されもせぬ高級腕時計ブランドですが、2022年12月より自社製品の中古品、いわゆる「認定中古品」を取り扱う事業をスタートさせました。これにより、「Watches of Switzerland」のようなロレックスの公式ショップで新品だけでなく中古品も購入することが可能となっています。

このような動きに至った理由の一つに、昨今重要視されているサステナビリティやSDGsの影響があります。無意味な大量生産と大量消費による悪影響は、ロレックスのような、顧客を選ぶブランドにはあまり関係ないのかもしれませんが、中古を含めたブランディングや、本当の顧客情報という資産を持つ重要性が増しています。
また、海外に出回っている偽ブランド品による信頼の低下や円滑な取引の妨害も、対処しなければならない重要な課題です。

そうした諸問題への解決策として進められたのが、メーカー自らが買い取り販売する「認定中古品」です。これによって、メーカー側は自社ブランドの信頼性を低下させず、なおかつ既に市場へ出回った中古品を無駄に眠らせることなく利益につなげられ、さらにはサステナビリティに基づく社会貢献も行えるというわけです。

今回、正規販売店で「ロレックスマラソンをしないと買えない」で有名なデイトナを買うふりをしたのですが、やはり在庫がなく、ロレックスの店員にそのまま隣接している「Watches of Switzerland」へ案内されて、中古デイトナの販売営業をされました。
「認定中古品」の取り扱いはロレックスだけではなく、すでに「フランク ミュラー」や「ヴァシュロン・コンスタンタン」「パテック・フィリップ」等の海外腕時計メーカーも同様に行っており、今後は他のメーカーによる認定中古品販売サービスの開始も期待できそうです。日本のメーカーのチャレンジも期待したいですね。

シックな雰囲気の店内。「Watches of Switzerland」とつながっている

株式会社ワサビ
代表取締役 大久保裕史(オオクボ・ヒロシ)
1975年大阪府出身。リユースのキャリアは前職の小さな古着屋からスタートし、EC興隆期前にノウハウを積み重ね、楽天市場中古部門の初代ショップ・オブ・ザ・イヤーを2年連続受賞。2012年に株式会社ワサビを創業。現在は日本だけでなく海外 × リユース × technologyこの3つに特化した一元管理システムの開発から、日本から世界へとワールドワイドなネットワークでマーケットを拡大中

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