Reuse for the Future
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Reuse for the Future2022-07-14
2030年までの使命―経済活動の在り方とグローバル・コモンズの保護
2030年という人類に課された期限 2020年12月に行われたTokyo Forum 2020 Onlineにて、前国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局長のクリスティアナ・フィゲレス氏は、 「今後2030年まで10年間こそが、人類の未来に懸念される事について影響を与えることができる唯一の期間であり、2030年以降は何をしてもリスク回避は難しい」 と明言をしました。……
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Reuse for the Future2022-01-12
片付けサービス需要の急増と問題点―出張買取や査定の現状―
片付けサービスとは 近年、片付けサービスの需要が急増しています。「片付けサービス」とは、引越し時の不用品処分・遺品整理・ゴミ屋敷の掃除など、不用品を処分、或いは何らかの形で専門業者へ託し手放す事全般を指します。後に記事内でも触れますが、こういったサービスの総称に関しては現状これと言う共通の呼び名が無いため、便宜上k記事内ではこう呼びながら進めて行きたいと思います。なお、「片付けサービス」……
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Reuse for the Future2022-01-05
真の代償-ファストファッションの労働問題
現状 「もしそれが空腹や不幸を作るならば、最高の布に美しさはありません」-マハトマ・ガンディー ResearchAndMarkets.comのリポートによると、2020年ファストファッションの市場規模は686.35億ドル(約7.85兆円)になっています。そして、2025年の市場規模が1634.69億ドル(約18.71兆円)になると予測されています。こんなに急成長している膨大な……
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Reuse for the Future2021-12-27
廃棄した古着は最後どうなる? ー「おしゃれな」ファストファッション産業の裏にある汚染問題 後編
前半で述べたように、「速さ」という特質を持つファストファッションが我々の地球環境を「速く」ダメージを与えています。このまま続けば、不可逆な破壊に至るかもしれません。では、今の人々の衣料品に対する需要を満足しつつ環境への影響を最大限控える解決方法はあるのでしょうか? その答えは、リサイクルという形式です。 生産過程のリサイクル 理想論として考えると、全ての衣料品の廃棄物を……
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Reuse for the Future2021-12-27
廃棄した古着は最後どうなる?ー「おしゃれな」ファストファッション産業の裏にある汚染問題 前編
ファストファッション産業の概要 (売上高業界世界第2位のH&Mの大きな広告看板。引用:https://www.newsweek.com/2016/09/09/old-clothes-fashion-waste-crisis-494824.html) トレンドの「速さ」 ファストファッションの急成長に伴って、廃棄した古着の量も急激に増大し、我々の地球環境に対する悪……
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Reuse for the Future2021-11-22
実際どうなの?リユース品購入の意識
これまで、このコーナー(Reuse for the Future)ではリユース品に関する新しい価値観や変化、異なる考え方、海外に根付く文化などを取り上げてきました。 [nlink url="https://wasabi-inc.biz/2021/08/02/bricolage/"] [nlink url="https://wasabi-inc.biz/2021/05/24/r……
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Reuse for the Future2021-10-26
環境省のSUSTAINABLE FASHION レポート クイズ編
ファッションにおける実情 前編で取り上げた、環境省によるサステナブルファッション推進に関するWebサイト。後編では、その内容からクイズ形式で情報をご紹介します。 全部で7問、既にレポートをご覧になった方も、まだご覧になってない方も、是非チャレンジしてみてくださいね。 [nlink url="https://wasabi-inc.biz/2021/10/26/report……
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Reuse for the Future2021-10-26
環境省のSUSTAINABLE FASHION レポート 前編
今年、環境省が公表したこんなレポートをご存知でしょうか。 (引用:環境省 サステナブルファッション) 今までのファッション産業では、毎シーズン、毎コレクションごとに流行を変え、それに合わせた服を大量に作り、流通させ、売れ残ったものは大量に廃棄、なんて流れが当たり前でした。購入され使用されたものでも1シーズンで使い終え、「ファストファッション」なんて言葉もまるで最先端の流行であ……
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Reuse for the Future2021-10-25
モノにもセカンドライフを―修理前提の社会へ
2020年11月、欧州議会で「修理する権利」の確立を求める決議が可決された。修理する権利―なかなか耳馴染みの無い言葉の羅列だが、簡単に言うと「消費者が自分の手で製品を修理し、長く使い続けられる事を推進する」取り組みだ。日本の一般的なケースでは、家電製品が故障した時には、メーカーのカスタマー窓口や購入した小売店へ問い合わせする事が多い。そして、案内に従って製品を修理に出したり、修理が難しい……