サステナブルファッションを7問で学ぶ|環境省資料のクイズと衣類の使い方・手放し方
Reuse for the Future 作成 2021-10-26

ファッションにおける実情
前編に続き、環境省のサステナブルファッションの解説をもとに、衣類の使い方と手放し方を7問のクイズで考えます。2026年10月7日に公式ページを確認し、統計の対象・時点が分かるよう設問と解説を更新しました。
各問は選択肢から答えを考え、「答えと解説を見る」を開いて確認できます。元記事の画像は資料として保持していますが、旧数値を含むものは現在の答えと区別してください。数字を暗記するだけでなく、自分の服の使い方を見直すきっかけにしましょう。
[nlink url=”https://wasabi-inc.biz/2021/10/26/report1/”]
クイズ
① 服を服として次の人が着ることは、何と呼ぶ?
- リユース
- リサイクル
- 焼却
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答え:リユース
服として再び使うのがリユース、材料として再資源化するのがリサイクルです。まだ着られる服は、手放す前に再販売・譲渡などを検討できます。

② 服の環境負荷を考えるとき、どの段階を見る?
- 原料から製造・使用・廃棄まで
- 店で買う時だけ
- 捨てる時だけ
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答え:原料から製造・使用・廃棄まで
服は原料の調達、染色・縫製、輸送、洗濯などの使用、処分までの各段階で資源を使います。製造時の推計値を、すべての服に同じ排出量があるという意味で扱わないことも大切です。
③ 環境省の令和2年度調査に基づく、服1着あたりの水消費量の換算値は?
- 3,200リットル
- 2,300リットル
- 230リットル
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答え:約2,300リットル
令和2年度調査に基づく、原材料調達から店頭に届くまでの産業全体の水消費量を1着あたりへ換算した値です。個々の服の実測値ではなく、素材や製造工程によって異なります。下の元記事図版は過去資料として残しています。

④ 環境省の現行ページが示す、1日の衣類焼却・埋め立て等の量は大型トラック約何台分?
- 1,300台
- 130台
- 13台
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答え:約130台
環境省は令和7年度の調査に基づき、年間約46万トンを大型トラック約130台分/日と換算しています。これは毎日同じ台数のトラックが走るという意味ではなく、処分量を平均して伝える表現です。下の図版は元記事時点の資料です。

⑤ 2025年に家庭から手放した衣類の、リユースとリサイクルの合計割合は約何%?
- 42%
- 34%
- 7%
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答え:約42%
環境省の令和7年度調査に基づく説明は、リユース35%とリサイクル7%の合計42%です。分母は家庭から手放した衣類の総量。リユースは海外輸出を含み、リサイクルはウエスなどを含みますが、サーマルリカバリーは含みません。下の34%の図版は旧資料で、現在の回答とは異なります。

⑥ 令和7年度アンケートに基づく、1人あたり1年間に一度も着ていない服は約何枚?
- 24枚
- 15枚
- 5枚
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答え:約24枚
環境省の現行紹介では約24枚です。アンケートに基づく平均であり、全員が同じ枚数を持つわけではありません。下の25枚の図版は元記事の過去資料です。自分のクローゼットで着ていない服を確認してみましょう。

⑦ 衣服の供給量、市場規模、購入枚数は同じ指標?
- 異なる指標
- すべて同じ
- いつでも同じ方向に動く
答えと解説を見る
答え:異なる指標
供給量は服の量、市場規模は金額、購入枚数は購入した枚数に関する指標です。供給量の増加だけから、購入量が変わらない、すべてが売れ残ると結論づけることはできません。下の過去図版も、対象期間と単位を合わせて読みましょう。


さて、皆さんは何問正解できたでしょうか?
クイズでは紹介しきれていない情報も、レポートにはまだまだたくさんあります。
以下の円グラフは、元記事作成時の「服を手放す手段」の資料です。現在の統計を示す図ではありません。

(引用:サステナブルファッション)
環境省の現行ページでは、古着販売、譲渡・寄付、店頭回収、行政・資源回収、可燃・不燃ごみという手放し方を区別しています。回収された衣類すべてがリユースされるわけではありません。下の廃棄理由の画像も、元記事時点の参考資料です。

(引用:サステナブルファッション)
下の旧図版にある「75%」は現在の全国一律の廃棄理由としては引用していません。回収先の条件を調べること、衣服の状態を整えることなど、手放す際の負担を減らす方法を考えることが大切です。
いかに消費者に手間をかけずに、衣類のリユースやリサイクルを促すか。
そして、リユース・リサイクルへポジティブに取り組めるようにしていくのかが、今後の課題です。
解決のためには、社会全体で衣類をリユースやリサイクルする仕組み作りが必要です。
まとめ
私たちが何気なく着ている服、気に入って購入した服、衝動買いしてしまった服、クローゼットの奥で眠っている服。
それら一つ一つの背景やあり方を見つめ直すと、予想よりも「無駄」と「負担」が多かったことに気づくはず。
何に対しての「無駄」や「負担」か、少し自分自身に問いかけてみてください。

(Photo by piotr szulawski on Unsplash)
環境省の行動例には、今ある服を長く着る、修理する、古着を再利用する、必要か考えて買う、作られ方を見るといった選択肢があります。まず洗濯表示に沿った手入れや、ほつれ・ボタンの修理など、できることから試しましょう。
レポートでは、個人ができること、企業ができること、両方のサイドからアクションを取り上げています。
その中から最後に一つだけ取り上げるとすれば、
「今ある服を長く大切に着ること」
本当に大切にできるモノの数には、限りがあります。
適切なケアやリペアで愛着を持って使っていくという選択肢も、日常に根付かせたいものですね。
手放す服は、着られる状態なら再販売・譲渡を検討し、難しい場合は自治体や店舗の回収条件を確認します。汚れ・濡れ・破損のある衣類を受け付けるかは窓口ごとに異なるため、案内に従ってください。
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