【2026年最新版】アメリカECモール比較|Walmart・Target・Amazonなど主要6モールを徹底解説
リユース・越境 コラムリユース・越境 戦略ガイド海外市場 / EC調査部 作成 2026-08-10

これから越境ECに取り組みたい方や、アメリカ市場への販路拡大を検討している方の中には、
「アメリカではAmazon以外にどのECモールが利用されているのだろうか」
「WalmartやTargetでも日本企業は販売できるのだろうか」
「自身の商品にはどのECモールが向いているのだろうか」
と疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。
アメリカにはAmazonだけでなく、Walmart Marketplace や Target Plus、eBay、Etsyなど、それぞれ異なる強みを持つECモールがあるため、商材や販売戦略に合わせて最適なモールを選ぶことが、越境ECを成功させるポイントです。
本記事では、アメリカの主要ECモールを比較しながら、Amazon・Walmart・Targetをはじめとする主要6モールの特徴や違い、日本からの利用しやすさ、商材別の選び方まで分かりやすく解説します。
アメリカのEC市場にはどのような特徴がある?
市場規模
アメリカのEC市場は、現在も力強い成長を続けており、米国国勢調査局によると、2025年の米国小売EC売上高は約1兆2,337億ドルに達し、総小売売上高に占めるEC化率は16.4%となっています。
※出典:Census.gov「QUARTERLY RETAIL E-COMMERCE SALES 4th QUARTER 2025」
2026年第1四半期のEC売上は前年同期比9.7%増と、総小売売上高の伸び率を大きく上回る結果でしたが、これは、アメリカが単に市場規模が大きいだけでなく、現在もオンライン販売が小売の成長を牽引している市場であることを示しています。
また、近年はデミニミス免税制度の変更など、越境販売を取り巻く環境も変化しており、物流や関税を踏まえた販売設計がこれまで以上に重要になっています。
モールごとに強みが異なる
アメリカ市場の大きな特徴は、それぞれの得意分野を持った多様なECモールが存在することであり、Amazonは高い集客力を持ちますが、Amazonだけでアメリカ市場のすべての需要を取り切れるわけではありません。
たとえば、生活必需品や低価格帯の商材を求める層にはWalmart Marketplaceが強く、ブランドの世界観やデザイン性を重視する層にはTarget Plusが支持されており、リユース品や一点物であればeBay、ハンドメイドやヴィンテージ品であればEtsyといったように、各モールの役割が明確に分かれているため、扱う商材に合わせて最適な販路を見極めることが成功への鍵といえます。
アメリカの主要ECモール

ここからは、アメリカの主要なECモールの特徴をそれぞれ解説します。
Amazon

引用元:https://sell.amazon.com/
Amazonは米国最大級のECモールであり、アメリカのEC市場において35.7%のシェアを獲得していると推計されています。
※出典:Marketplace Pulse「Amazon and Shopify Are Now Half of U.S. E-Commerce」https://www.marketplacepulse.com/articles/amazon-and-shopify-are-now-half-of-us-e-commerce
多くの事業者が最初の販路としてAmazonを選択していますが、アメリカのEC市場において最初の1モール・総合型として選ばれやすい理由は、高い集客力に加えて、海外事業者向けの販売導線が明確に用意されているためです。
FBA(Fulfillment by Amazon)を利用することで、商品の保管から配送、返品、カスタマーサービスまでを委託でき、物流のハードルを下げることが可能であり、日用品や生活雑貨、消耗品など、安定した需要が見込める量販型商品の販売に向いています。
JETROの調査でも、日本製品を購入したアメリカの消費者の多くがオンライン購入にAmazonを利用していることが分かっており、需要の大きさと販売のしやすさが両立しています。
Walmart Marketplace

引用元:https://marketplace.walmart.com/
Walmart Marketplaceは、生活必需品や低価格帯の消費財に強いプラットフォームで、Walmart.comには毎月9,000万人を超えるユニーク訪問者があり、Marketplaceも拡大を続けており、Amazonに次ぐ有力な販路として注目されています。
※出典:Walmart「Getting started with Walmart Marketplace – Walmart.com」
量販・生活必需品向きのモールであり、日用品やキッチン用品、ベビー用品などを継続的に販売するスタイルと相性が良く、近年は日本を含む海外拠点からの出品も受け入れていますが、米国内での返品対応や物流体制を整える必要があるため、事前の準備が重要になります。
まずは物流体制を整えた上で参入するチャネルと捉えるのが現実的です。
Target Plus

引用元:https://marketplace.walmart.com/
Target Plusは、Target.com上で展開される招待制のマーケットプレイスで、応募後、厳格な審査を経て選定されます。2019年の開始以降、選定されたブランドとの提携で拡大し、現在は10億ドル規模に成長しています。
※出典:Target Corporation「Prat Vemana on the Target Plus Marketplace, a New Team」
厳しい審査を通過したブランドや認定リセラーのみが出店できるため、ブランド・デザイン性重視のモールといえ、Targetが持つブランドの信頼性を背景に販売できるため、商品やブランドの価値が毀損されにくい点が大きな魅力です。
デザイン性の高い生活雑貨やファミリー向けのブランド商品と相性が良く、Amazonなどで実績を積んだ後の中長期的な候補として検討できる販路です。
eBay

引用元:https://marketplace.walmart.com/
eBayは、世界200以上の国と地域に向けて商品を展開できる、越境販売との相性が非常に良いモールです、2026年第1四半期の時点では、1.36億人のアクティブバイヤーが利用しています。
※出典:eBay Inc.「Investor Relations」
リユース・一点物・越境販売向きという特徴があり、中古品やコレクション、時計などの販売に最適な環境が整っており、eBayのレポートによると、プレラブド(愛用された中古品)や再整備品が毎日大量に流通しており、サステナビリティ志向の強い消費者からの支持も集めています。
日本からもアカウント登録がしやすく、商品の個体差や状態を丁寧に説明して販売できるため、高付加価値な一点物を扱う場合に力を発揮します。
Etsy

引用元:https://marketplace.walmart.com/
Etsyは、ハンドメイドやヴィンテージ、カスタム品に特化したグローバルマーケットプレイスで、2025年末の時点では、約8,650万人のアクティブバイヤーが利用しており、クリエイティブな商品が集まる場所として独自の地位を築いています。
※出典:Etsy, Inc.「Company Information」
ハンドメイド・ヴィンテージ特化のプラットフォームであり、大量生産品ではなく、作り手のストーリーや作品の独自性を求める購入者が多い傾向があるため、日本の工芸品や手仕事による布小物、独自のデザインを施したアクセサリーなど、世界観を伝えられる商材であれば相性が良いといえ、大量生産された日用品の価格競争には向きませんが、パーソナライズされた体験を提供できる点が強みです。
Facebook Marketplace

引用元:https://www.facebook.com/marketplace/
Facebook Marketplaceは、SNSと一体化した地域密着型の売買プラットフォームで、近隣での受け渡しを中心としたローカル売買向きの性質が強く、家具や家電などの大型商品、不用品の処分などに活用されています。
※出典:Meta「Marketplace Partner Program」
メリットとして、地域コミュニティ内での生活圏のリアルな需要に直接応えられる点が挙げられ、手軽に利用できる反面、日本国内からの法人越境ECの販路としては、決済や配送のインフラが公式にサポートされてないため、アメリカ市場への本格的な進出を考える企業にとっては、現状では主軸になりにくいチャネルといえます。
※参考:株式会社ワサビ「【2026年最新版】Facebookマーケットプレイスは日本でも使える?出品方法と”手数料0円の落とし穴”を解説」
アメリカECモール比較表
アメリカの主要ECモールに関する基本情報を以下の表にまとめました。
利用者規模の定義は各社で異なるため参考値であること、販売地域や日本から利用しやすいかも合わせて確認することに留意してください。
| モール | 本社国 | 主な販売地域 | 特徴 | 利用者規模 | 日本から利用 | 公式サイト |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Amazon | 米国 | 世界(越境対応) | 米国最大級の総合モール。FBA・広告・レビュー基盤が強い | 米EC最大級。米国EC売上シェア35.7%推計 | ◎ | https://sell.amazon.com/ |
| Walmart Marketplace | 米国 | アメリカ全土(北米展開可) | 審査制だが、日用品・生活必需品・量販SKUに強い | Walmart.com月間9,000万人超のユニーク訪問者 | ○ | https://marketplace.walmart.com/ |
| Target Plus | 米国 | アメリカ全土 | キュレーション型。Targetブランドとの親和性重視 | Target Circle会員1億人超 | △ | https://plus.target.com/ |
| eBay | 米国 | 世界(越境対応) | 越境・中古・一点物・コレクションに強い | 2026年Q1の総アクティブバイヤー1.36億人 | ◎ | https://www.ebay.com/ |
| Etsy | 米国 | 世界(越境対応) | ハンドメイド・ヴィンテージ・ユニーク商材に特化 | 2025年末アクティブバイヤー約8,650万人 | ◎ | https://www.etsy.com/ |
| Facebook Marketplace | 米国 | ローカル中心 | 地域密着型のC2C色が強い。近隣受け渡しと中古流通に強い | 公開の最新利用者数は確認しにくい | × | https://www.facebook.com/marketplace/ |
商材別に見るおすすめのアメリカECモール

アメリカのEC市場では、扱う商材によって最適なモールを選ぶことが成功の鍵を握り、同じ商品でも「新品」、「中古」、「ハンドメイド」で選ぶモールは変わります。
リユース品
リユース品全般において第一候補となるのはeBayで、とくにeBayは、同社のレポートでも売上の40%以上が中古や再整備品に由来すると公表しており、市場としての懐の深さが際立っています。
中古品や再整備品への理解が深く、一点物のコンディションを丁寧に説明できる環境が整っているため、回転の早い商材や型番で管理しやすい商品の場合はAmazon、ヴィンテージとしての価値を打ち出せる商品の場合はEtsyを併用するアプローチも効果的です。
ブランド品
ブランド品を販売する際も、ラグジュアリーアイテムや時計の二次流通と相性が良いeBayが有力な候補で、状態にばらつきのある中古ブランド品は、eBayのほうが購入者に商品の詳細を伝えやすく、理解を得やすい傾向があり、新品のブランド育成を目的とするならAmazon、さらに厳選されたブランドイメージを保ちたいならTarget Plusが適しています。
時計
時計の販売には、eBayを第一候補に検討し、時計はコレクション価値が高いカテゴリとしてeBayでも特に強く、相場の形成や真贋の訴求、個体差の説明において優れた機能を持っており、新品の量販時計であればAmazonも選択肢に入りますが、中古の高級時計や一点物の場合はeBayの優位性が高まります。
ホビー・コレクション
日本のトレーディングカードやフィギュア、アニメグッズなどのホビー商材は、アメリカでも高い需要があり、コレクター層の流入が多く、部品が欠けているようなマニア向けの商品まで幅広く受け入れられるeBayが有力な候補です。
量販できるホビー商品はAmazon、クラフト系のアイテムはEtsyで補完することで、より多くの顧客へアプローチできます。
ハンドメイド
ハンドメイド商品を販売するなら、Etsyが相性の良い販路といえ、Etsyの利用者は作り手のストーリーや作品の独自性を求めているため、写真の見せ方やパーソナライズの工夫がそのまま購買の動機につながります。
日本の工芸品や手作りアクセサリーなどを展開する場として、非常に親和性の高いプラットフォームです。
日用品・生活雑貨
日用品や生活雑貨のように、検索需要を取り込みながら継続的な販売を狙う商材にはAmazonが第一候補であり、価格競争力を活かして生活必需品として展開するならWalmart Marketplace、高いデザイン性や独自のブランド世界観をアピールしたい場合はTarget Plusも有力な候補となります。
複数のアメリカECモールへ出店する際の注意点
アメリカ市場での販売を拡大するために、複数のモールへ出店することは有効な戦略である一方で、運営体制を整えずに販路を増やしてしまうと、思わぬトラブルに直面する可能性があります。
モールごとに運営ルールが異なる
アメリカのECモールは、それぞれ独自の出品基準や運営ルールを持っています。
- AmazonはFBAを利用した標準化された物流が基本となる
- Walmart MarketplaceやTarget Plusは米国内での返品対応や配送インフラの構築が求められる
- eBayやEtsyは商品ごとの詳細な状態説明や国際配送の手配が重要になる
このように、モールごとに求められる要件が異なるため、単純に商品を出品するだけではなく、各プラットフォームに合わせた柔軟な対応が必要になります。
商品情報や在庫管理が複雑になる
複数のモールを展開すると、手作業による管理の負担が一気に増大し、とくにリユース品や一点物を扱う場合、あるモールで商品が売れた直後に別のモールの出品を取り下げなければ、在庫がないのに注文を受けてしまう「売り越し」が発生します。
さらに、モールごとの価格調整、画像要件への対応、問い合わせの対応など、業務は指数関数的に複雑化するため、アメリカ市場で販路を増やすほど、こうした在庫ズレによる機会損失やトラブルが経営上の大きな課題となってきます。
ワサビスイッチLITEで効率的に運営する方法

複数モールへの展開を持続可能なものにするためには、「出品後の在庫・受注・出荷のプロセスを破綻なくつなぐこと」が何よりも重要なため、手作業での限界を感じる前に、システムによる一元管理の導入を検討してみてください。
ワサビスイッチLITE(https://wasabi-inc.biz/world-switch/lite/)を利用すると、商品登録や在庫連動、受注管理などをまとめて扱いやすくなります。
LITE版であっても、カテゴリの自動判別機能や、画像の自動結合といった機能が搭載されており、出品作業を効率化しやすくなるほか、EMSやDHL、FedExなどさまざまな海外配送の送り状発行にも対応しており、越境販売における出荷業務の手間も削減できるため、アメリカ市場への本格的な進出を見据え、効率的な運営環境づくりを考える際の選択肢になります。
よくある質問
Amazon以外へ出店するメリットは?
商材に合った顧客層にアプローチできる点が最大のメリットであり、Amazonだけでは取り切れない、リユース品(eBay)やハンドメイド(Etsy)、デザイン重視のブランド(Target Plus)などの需要を獲得しやすくなります。
日本から出店しやすいアメリカECモールは?
Amazon、eBay、Etsyの3つは、日本からの出店導線が比較的整備されており、AmazonはGlobal Sellingを利用してアメリカの顧客へ販売でき、eBayやEtsyは越境ECに対応した配送機能や決済の仕組みが提供されているため、スムーズに開始できます。
リユース販売に向いているモールは?
中古品や一点物、コレクションアイテムの需要が非常に高いeBayが最も適しており、また、ヴィンテージとしての価値や背景にあるストーリーをアピールできる商材であれば、Etsyも効果的な販路となります。
ハンドメイド商品を販売するなら?
クリエイティブな商品やユニークなアイテムが集まるEtsyが最適で、価格競争よりも、作品の独自性やデザイン性が評価されやすい環境が整っているため、ハンドメイド商品の魅力をしっかりと伝えることができます。
まとめ
ここまでの内容を整理すると、以下のようになります。
- アメリカにはAmazonだけでなく、Walmart、Target Plus、eBay、Etsyなど多様な役割を持つモールが存在する
- 扱う商材の特性(量販、リユース、ハンドメイドなど)によって 最適なモールは異なる
- 販路を増やすと売上の機会は広がるが、それに伴い在庫や受注管理の複雑さが増大する
アメリカのEC市場は魅力的ですが、ただ出品先を増やすだけでは管理が行き詰まってしまう可能性があり、特に一点物やリユース品を複数のモールで販売する際は、売り越しを防ぐための管理体制づくりが欠かせません。
まずは、複数のモールの商品登録や在庫連動をひとまとめにできるワサビスイッチLITEなどを活用し、効率的な運営環境づくりを進めてみてはいかがでしょうか。
WASABI SWITCH(ワサビスイッチ)のご紹介
弊社サービス「ワサビスイッチ」について、改めてご紹介いたします。
WASABI SWITCH(ワサビスイッチ)とは
リユース事業では、販路拡大、業務効率化など、さまざまな課題が存在します。
具体的には、在庫管理や出品作業が属人化しやすく、マンパワーに依存してしまうケースや、実店舗とECを交えた販売施策を進めたいものの、日々の業務負荷がボトルネックとなっているケースも少なくありません。
ワサビスイッチは、こうしたリユース事業における課題解決に特化したEC一元管理システムです。
また、国内 / 海外モールを含む30モール以上に商品を同時展開・在庫連携が可能。
販路拡大・売上向上に繋がります。






