女性向けハイブランド品に特化したリセールプラットフォーム Tradesy(トレデシー)

概要

Tradesy(以下トレデシー)はアメリカのハイブランドファッションアイテムのリセールプラットフォームです。トレデシーの特徴はハイブランドのレディーズファッションのみ取り扱うことです。

(引用:https://www.tradesy.com/

2009年にアメリカのロサンゼルスで創立され、女性ハイブランド品に専念して成長してきました。
創立者Tracy DiNunzio(以下トレシー・ディヌジオ)は当初、Recycled Brideというウェディングドレスや関連アイテム専門のリセールプラットフォームを作りました。
その後販売が好調だったため、2012年に事業を拡大し、今のトレデシーを設立しました。

トレデシーもほかのベンチャー企業と同じように、ベンチャー投資者から何度か資金を集めて事業を拡大しています。

2015年に、当時同業のライバルだったハイブランド品リセールプラットフォームShop Hersを買収。
そして、2018年にクローゼット顧問サービス(人々にどんな服やアクセサリーを着るかについてアドバイスしたり、ブランドを紹介したりするサービス)会社Fitzを買収し、その顧問サービスを自社の一部にしました。

現在トレデシーの利用者数が600万人を突破しています。

ビジネスモデル

トレデシーは、以前記事でご紹介したPoshmark(ポッシュマーク)OfferUp(オファーアップ)のようなPtoPオンラインリセールプラットフォームと同じように、アプリで簡単に出品ができます。

(ただ三つのステップで出品ができます。引用:https://www.tradesy.com/sell-landing/

出品された商品が売れたら、トレデシーから送料前払いの配送キットが届きます。
商品をそのキットに入れて発送したら完了です。
もし商品に何か問題があったら、真贋や返品はトレデシーが対応します。
販売手数料が最終販売価格の19.8%になります。

(高級感があるトレデシーの配送キット。引用:https://www.tradesy.com/how-it-works/

女性創立者ならではの視点

洋服いっぱいのクローゼットを見ると、「こんなにいらない服があるの?」と気づいた女性がたくさんいますね。
捨てるのも嫌だし、ずっとクローゼットに掛けるのも悩みを増やすだけかもしれません。
特にハイブランド品の場合は、高い値段で買ったから着ないととても無駄になる気がします。
しかも新しいハイブランド品を買うときに予算を超えることがよくあります。
どうすればもう着ない服やアイテムを手軽にお金に変えられるでしょうか?

創立者トレシー・ディヌジオは、女性として服などのファッションアイテムに対する悩みや憧れなどの複雑な思いを熟知しています。
より手軽で自由にハイブランド品を購入や販売できるオンラインサービスを作りたいという思いも、創業のモチベーションだと思います。
彼女は自分のファッションセンスと、テクノロジーにある可能性を見抜く洞察力をよく結合してこそ、活力のある事業を築いてきました。

ハイブランド品専門

一般的に、ハイブランド品がその時代のファッショントレンドを代表したり、リードしたりしています。
ハイブランド品の材料も厳選され、デザイン感も満点で質も良く、確かにとても価値がある良い商品ですが、高価のため消費層が一部の人に限られているというイメージがあります。
しかし、トレデシーのようなリユースの概念によって作られたオンランリセールプラットフォームがこの状況をだんだん変えつつあります。

(引用:https://www.tradesy.com/reviews/

中古品のため、トレデシーでは市販価格より低い値段でハイブランド品を購入できます。
ときには最大90%オフの商品もあります。
ハイブランド品の高値段という一番のハードルを下げると、より多い消費者の購入体験が可能になりました
しかも、商品をリサイクルするので、廃棄ゼロの循環型社会にも貢献しています。

持続可能な目標

もともと持続性がリユース業界の体質なので、もっと便利な手段でもっと多くの商品をリサイクルさえできれば、廃棄する商品が少なくなります。

ハイブランド品にも同じです。
ThredUP(スレッドアップ)を紹介した記事のなかで書いてあるように、2018年Burberry(バーバリー)が価値3780万ドル(約43億円)の過剰在庫を焼却したことがニュースで報道たれた以来、ハイブランド企業のこの手法が社会から批判を浴びていました。
もし廃棄しなければならない商品がなんらかの方法でもう一度リサイクルに入ったら、環境への負担も減るでしょう。

トレデシーも便利でハイブランド品相応の高級感がある販売と購入体験を提供するプラットフォームをもって、こういった目標の達成に力を入れています。

日本からの購入と出品について

トレデシーによると、アメリカの住所のみ取り扱うので、海外からの購入や出品はできません。

まとめ

グローバリゼーションによって、ファッション産業は急成長し、全世界の経済発展に貢献しています。
しかし、生産過程での資源の過度使用や、環境への汚染などの問題も目立って、深刻になっています。
持続可能な未来のために、人々がこの産業の変革を求めています。

近年、大手ファッション企業もそういう方向に動き始めました。
その一つは、リサイクルへの注目です。
2021年グッチやサンローランの親会社Keringグループが、リセールプラットフォームVestiaire Collectiveに2.16億ドル(約249億円)を投資しました。
リユース市場規模が拡大し、利益が出せるのもこの投資の動機の一つと見られますが、結果として、リサイクルへの転換に力を入れたのも事実です。

トレデシーのようなハイブランド品に専念するプラットフォームがリサイクルの概念を持ち、販売者と購入者に便利なツールを提供し続けていけば、ファッション業界の在り方を変革する力になると信じています。

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