Webhookとは?APIとの違いと「注文が入ったら通知」の仕組み
EC・IT用語集 作成 2026-10-14

注文などの出来事を、別のシステムへ通知する方法としてWebhookがあります。 通知を受けることと、処理を完了することの違いを押さえることが、運用を整える出発点です。 本記事では、Webhookの意味・例え・EC運営での確認事項を紹介します。
Webhookとは?
Webhookは、出来事が発生した際に、別のシステムへ通知する仕組みです。Shopifyの公式ドキュメントでは、イベントに応じて情報を受け取る方法として説明しています。ひとことなら「出来事の発生を別システムへ知らせる仕組み」です。
通知する種類と、受け取り先を設定して利用する場合があります。すべての出来事が対象になるとは限らず、送られる項目もサービスによります。対象のイベントと、受け取るデータを確認します。
ECでは、注文や商品の変更を別の管理システムへ伝える場面に関わります。通知が届いたことと、在庫や受注の更新が終わることは別です。受け取った後に何をするかまで確認することが、導入の基本になります。
引用:https://shopify.dev/docs/apps/build/webhooks
店舗では、通知を受け取ってから受注情報に反映するまでを、一連の作業として設計することが大切です。
身近なものに例えると
郵便受けを繰り返し見に行く代わりに、届いたらチャイムで知らせてもらう例えです。問い合わせを繰り返す方法と、出来事に応じて通知する方法の違いを表します。通知を受け取った後には、その内容を業務データへ反映する処理が必要です。
Webhookも、通知を受けた側で処理が必要です。必要な情報が足りなければ、追加で情報を取得する設計も考えられます。どの通知から何を実行するかを、対象業務と対応させてください。
実際の通知には、遅れや再送などの条件があります。出来事の瞬間にすべてが反映されるという意味ではありません。例えの速さをそのまま運用へ当てはめず、提供元が示す配送条件を照合します。
担当者が通知の受信と処理の完了を区別できると、未反映の注文を調べやすくなります。
ネットショップ運営でWebhookが関わる場面
| 業務の場面・論点 | 運用で押さえること |
|---|---|
| 通知の受信 | 注文が作成された通知を受け、管理システムで受注や在庫を処理する流れが考えられます。注文の作成、支払の確定、キャンセルを、同じ状態として扱わないようにしてください。 |
| 注文との対応 | 一点物では、対象の個体を管理番号などで識別する必要があります。注文番号と商品番号を、元の情報へ対応付けて照合します。 |
| 受信失敗時の対応 | 通知を受け取る側の認証や検証も確認対象です。宛先のURLを知っているから、通知の内容まで信用できるとは限りません。 |
結果の記録には、通知の識別情報と処理の状態を残す方法を検討できます。受信しただけで完了とせず、更新が終わったかを確認します。失敗した場合に誰が対応するかも、あらかじめ決めておきましょう。
つまずきやすいポイント・よくある誤解
APIは、決められた方法で情報や機能を受け渡す窓口です。こちらから問い合わせて取得する方法を、Webhookと比較する説明が使われます。ただし、APIのすべてが問い合わせ専用という意味ではありません。
Webhookは、出来事に応じて送り手から通知する方法です。両方を組み合わせ、通知の後にAPIで現在の情報を取得する設計も考えられます。異なる技術を二者択一として決めるより、情報の流れで考えてください。
Shopifyの説明でも、通知の順序や、重複した通知への配慮が必要になります。受信した順が、出来事の順と必ず一致するとは判断しないようにします。同じ通知を再度受けても、二重の受注や出荷を起こさない処理が必要です。
障害時には、通知を受けられなかった対象をどう照合するかも確認します。現在の受注や在庫と、処理の記録を比較する方法を担当者と整理してください。通知の速さだけでなく、受信・処理・照合を設計することが、Webhookを使う基本です。
通知先を変更した場合は、以前の宛先への送信が残っていないかも確認します。
まとめ|Webhookを押さえてEC運営に活かそう
- Webhookは出来事に応じて別システムへ通知します。
- 受信と、業務処理の完了は別です。
- 重複、順序、失敗時の照合を仕様に沿って確認します。
通知を受けた後の処理まで整理し、結果を追える運用にしましょう。
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