リユース・越境 コラム

東南アジアECモール7社比較|Shopee・Lazadaの日本向け窓口と国別の出店条件

リユース・越境 コラムリユース・越境 戦略ガイド海外市場 / EC調査部 作成 2026-08-10

ShopeeとLazadaを比較する際は、日本向けの申請窓口と販売国の条件を分けて整理しましょう。モールが展開する国の一覧に加えて、自社が利用できる販売ルートを押さえる必要があります。

本記事では、東南アジアのECモール7社と、日本からの出店条件、発送・返品・売上受取の確認項目を紹介します。

と感じている方もいるのではないでしょうか。

東南アジアのEC市場にはどのような特徴がある?

市場規模

Google、Temasek、Bain & Companyの2024年レポート紹介は、東南アジアのデジタル経済GMVを2,630億米ドル、前年比15%増の見込みとしています。これはECだけの金額でも、2026年の実績でもありません。

※出典:Think with Google APAC「e-Conomy SEA 2024: Video commerce」

ECセクターにおいて特に見逃せない点が、動画コマースの急速な普及であり、同レポートでは、動画コマースがEC市場全体のGMVの20%を占めるまでに成長したと報告されています。

動画コマースの比率が高まっても、すべての商品にライブ配信が必要なわけではありません。動画制作・配信者への報酬と広告費、返品後の利益を含めて、自店に合うか試します。

国ごとに強いECモールが異なる

国ごとに言語、通貨、配送、商品表示や販売条件が異なります。インターネット普及率だけで購買力や自店の商品需要を判断せず、販売する国を一つずつ調べます。

※出典:DataReportal「Digital 2026: Singapore」
※出典:DataReportal「Digital 2026: Malaysia」

最初は候補国を一つに絞り、同型・同状態商品の送料込み価格、販売条件、返品先を比較します。規模の大きな市場でも、自店の粗利が残らなければ出店を増やす理由にはなりません。

東南アジアの主要ECモール

ここからは、東南アジアで影響力を持つ主要な7つのECモールについて、それぞれの特徴を確認してみましょう。

Shopee

引用元:https://shopee.jp/

Shopeeは、シンガポールに本社を置くSea Limitedが運営する、東南アジアおよび台湾で最大級のECモールであり、2025年には約4億人のアクティブバイヤーと2,000万のセラーを抱え、年間GMVは1,274億米ドルに達しました。

※出典:Sea「Sea Limited Reports Fourth Quarter and Full Year 2025 Results」

Shopee Japanには日本語の出店案内があります。公式比較記事は日本からの越境販売先としてシンガポール、台湾、タイ、マレーシア、フィリピンを案内しています。受付地域と商品条件は申請時に再確認してください。
確認先:Shopee Japanの比較案内。

※出典:Shopee Japan ショッピージャパン「Shopee Japan ショッピージャパン – 越境ECなら東南アジア・台湾最大級ECモールShopee」

確認点:販売先の国、販売可能な商品、手数料、SLSなど配送方法、入金と返品の条件。中古品を含むブランド品等は、仕入れ証明書や請求書の追加提出が必要な場合があります。
確認先:Shopee Japanの出品注意点。

日本語窓口があることは準備上の利点ですが、出品許可や売上は保証されません。まず少数の商品で注文・配送・入金を確認します。

Lazada

引用元:https://lazada.jp/

Lazadaは、シンガポールを本拠地とし、Alibabaグループの技術基盤を活用して展開する巨大ECプラットフォームで、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムの6カ国をカバーしています。

※出典:Lazada「About Lazada」

Lazadaにはブランド向けのLazMallとMarketplace、越境販売の仕組みがあります。通常出店とLazMallの資格は区別してください。Lazada Japanの申請案内で、日本からの発送方法、販売先、審査・商品条件を確認します。

確認点:MarketplaceとLazMallの要件、販売国、ブランドの販売権限、物流・返品・費用。6カ国でサービスがあることだけで、同じ商品をすべての国に販売できるとは判断しません。

ブランドの正規販売権限と商品規則を満たし、送料・返品を含めた採算が合う場合に候補となります。

Tokopedia

引用元:Tokopedia

TokopediaはインドネシアのECサービスです。原記事の99%の郡区・1,400万加盟店という数字はリンク先の2023年資料に基づく過去情報で、現在の購入者数や自店への流入を示すものではありません。
関連資料:Tokopedia

※出典:Tokopedia「ENG Company Fact Sheet」

GoToとTikTokは2024年1月にインドネシア事業の取引完了を発表しました。以下はその時点の発表です。事業統合を理由に、日本から無条件で出店できるとは判断しません。

※出典:GoTo「GoTo and TikTok Announce Transaction Completion, Formalizing Strategic Partnership for Indonesia」

日本の事業者は、受付可能な事業者所在地、必要書類、現地住所・銀行口座・物流と返品の条件を現在の販売者窓口で確認します。専用窓口が見つからないだけで現地法人が必須と断定せず、現地パートナーを使う場合も契約主体と費用を整理してください。

Blibli

引用元:https://www.blibli.com/

Blibliはインドネシアを中心にオンラインと実店舗を組み合わせた事業を展開しています。公式の事業紹介と、個別の海外販売者の出店許可は分けて確認します。

※出典:Blibli「Most comprehensive omnichannel commerce & lifestyle platform」

日本の事業者の受付、書類、商品資格、現地配送・返品・売上受取について販売者窓口に確認します。海外向けの記載があるだけで、すべての日本企業が直接販売できるとは判断しません。

確認点:出店審査、商品とブランドの資格、店舗・倉庫との役割分担、返品と費用。

インドネシア向けの体制を整えられる場合に検討します。品質を説明する資料と実際の物流条件をそろえて判断しましょう。

TikTok Shop

引用元:https://shop.tiktok.com/jp

TikTok Shopは、ショート動画プラットフォーム「TikTok」のアプリ内で商品を購入できる機能で、東南アジアではインドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムで利用可能です。

※出典:TikTok For Business「Set Up TikTok Shop Using Seller Center」

TikTok Shopでは動画やLIVEから購入につなげられます。配信の視聴数、商品ページへの遷移、注文、返品後の売上を分けて評価します。

確認点:販売国の受付資格、動画・LIVE制作、紹介者の報酬、商品表示、出荷と返品の担当。

日本のTikTok Shopに出店することと、東南アジアの店舗を開くことは別です。公式Seller Center案内には事業書類・銀行情報・倉庫と返品住所の登録が示されています。国ごとの現在の受付条件を確認してください。

Tiki

引用元:https://hocvien.tiki.vn/

Tikiは、ベトナム市場に根ざしたローカルの有力ECモールで、ベトナムの消費者に向けた公式ストア(Official Store)の展開など、信頼性の高い買い物体験を提供しています。

TikiのOfficial Storeはブランド所有者・製造者や所定の権限を持つ代理店向けで、商標・営業関連書類などが必要です。一般の店舗登録とOfficial Storeの資格を混同しないようにします。

※出典:Tiki「Giới thiệu Gian hàng chính hãng/Official Store – Học viện Tiki」

日本からの直接出店・発送が可能かは、事業者の所在地、必要書類、物流の条件を個別確認します。Official Storeの書類条件だけで日本企業の出店全般を不可とする判断は避けます。

ZALORA

引用元:https://corporate.zalora.com/

ZALORAはファッション、ビューティ、ライフスタイルの販売サービスです。公式は月間5,900万超の訪問を案内していますが、訪問数は購入者数ではなく、集計期間が明確な各社の人数と並べて順位付けできません。

※出典:ZALORA「Sell on ZALORA」

公式にはWHOLESALEとMARKETPLACEの提携モデルがあります。関心登録ができることだけで日本からの出店許可を得たとは考えず、日本の事業者の受付、販売先、ブランド資格、物流・返品・費用を確認します。

確認点:卸取引かマーケットプレイスか、ブランドの権限、対象カテゴリー、サイズ返品と物流の費用。

アパレル等では実寸、サイズ換算、素材、状態の説明を用意し、返品費を含めて候補を比較します。

東南アジアECモール比較表

以下は申請・確認先を整理した表です。日本から利用できるかを記号だけで判定せず、販売国・法人所在地・商品・物流ごとの条件を確認してください。

サービス主な地域出店前の確認公式サイト
Shopee東南アジア・台湾など日本語窓口。日本からの販売先と商品条件を確認https://shopee.jp/
Lazada東南アジア6カ国日本向け窓口。MarketplaceとLazMallを区別https://lazada.jp/
Tokopediaインドネシア事業者所在地・書類・物流を確認https://www.tokopedia.com/
Blibliインドネシア海外販売者の受付・決済・返品を個別確認https://www.blibli.com/
TikTok Shop東南アジア6カ国国別の事業書類・銀行・倉庫・返品住所を確認https://shop.tiktok.com/jp
Tikiベトナム一般登録とOfficial Storeのブランド資格を区別https://hocvien.tiki.vn/
ZALORAシンガポール・マレーシア等WHOLESALEとMARKETPLACE。日本企業の受付を確認https://corporate.zalora.com/

商材別に見るおすすめの東南アジアECモール

モールの特徴を把握したあとは、扱う商材と相性の良い販路を整理すると進めやすくなります。

日用品・生活雑貨

日用品・生活雑貨は、商品の成分・材質や用途に応じた販売条件と、重量・容積による送料を確認します。低単価品は送料の比率が大きくなるため、まず1カ国で採算を試算します。

候補:Shopee、Lazada。日本語窓口で対象商品・販売先を確認し、販売代金から仕入れ、手数料、配送・返品・広告・作業費を差し引きます。

ブランド品

ブランド品は仕入れの証明と販売権限、真贋・状態を説明する資料をそろえます。正規新品向けストアと中古品の販売条件は分けて確認してください。

候補:Lazada、Blibli。ただしブランド向け機能があることは中古品の許可や高い販売価格の保証ではありません。

ファッション

アパレル、シューズ、コスメなどの商品は、商品の魅力やブランドの世界観をいかに消費者に伝えるかがポイントになります。

候補:ZALORA、Lazada。カテゴリー資格と、サイズ違い等の返品・返送費を比較します。

ホビー・カルチャー商材

ホビー・キャラクター商品は、販売権利、対象年齢、材質、電池や同梱品、限定版・中古状態を確認します。日本で流通する商品でも各国の販売条件が同じとは限りません。

候補:Shopee。日本語窓口で対象国・商品条件を確認し、実物写真と付属品、状態、梱包後の重量をそろえて試験販売します。

複数の東南アジアECモールへ出店する際の注意点

販路を広げることで売上の増加が期待できますが、一方で運営のハードルも高くなるため、状況に応じて、以下の点を確認してみてください。

モールごとに運営ルールが異なる

各モールや展開する国によって、商品の出品基準や配送ルール、カスタマーサポートの対応基準が異なり、特定の国では販売できない成分が含まれている場合や、関税の仕組みが違うケースがあるため、事前に各モールのガイドラインを把握し、現地のルールに合わせた柔軟な対応体制を整えることが求められます。

商品情報や在庫管理が複雑になる

複数国・モールに1点物を掲載する場合は、個品IDで管理し、売約時の在庫1から0への反映、同時注文、連携失敗時の手動停止を試します。

国別の商品表示、価格、送料、出荷期限を管理します。在庫を共有しても、各国の条件を同じ値で上書きしないようにします。

ワサビスイッチLITEで効率的に運営する方法

複数モールでの運営課題を解決するには、在庫や受注情報を一元化する仕組みを取り入れる方法があり、一元管理システムの「ワサビスイッチLITE」を活用すると、煩雑になりがちな店舗運営を効率化しやすくなります。

※出典:ワサビスイッチ LITE「ワサビスイッチ LITE | ネットショップ一元管理ならワサビスイッチ」

ワサビスイッチ LITE

一元管理を導入する前に、商品登録・受注・在庫のどの工程を連携するかを決め、返品・出荷保留・エラーの処理と担当を確認します。

公式ページにはShopeeとLazadaが出品可能モールとして掲載されています。LITEの契約プラン、対象国と利用機能、自店のSKU・個品在庫への対応を相談し、少数の商品で連携を確認してください。

よくある質問

東南アジアのECモール選びに関して、よくある疑問を整理しました。

ShopeeとLazadaはどちらから始めるべき?

ShopeeとLazadaの両方に商品・販売国・物流条件を確認し、返品後の利益と対応工数を比較します。初回は条件がそろう1国・1モールから始め、初注文の入金と配送まで確認します。

日本から出店しやすいモールは?

Shopee JapanとLazada Japanには日本向け案内があります。ただし窓口の有無だけで出店の容易さを順位付けできません。ZALORAなどは提携の申請条件を個別に確認します。

インドネシア向けならどのモールがおすすめ?

TokopediaやBlibliを候補に、事業者所在地、書類、現地住所・物流・決済の条件を確認します。シェアの印象だけで選ばず、直接出店かパートナー契約かを確認してください。

ライブコマースを活用するなら?

TikTok Shopなどが候補です。配信準備に加え、注文・発送・返品対応を整え、配信者報酬と広告費を含む実績で効果を判断します。

まとめ

ここまでの内容を整理すると、東南アジアの主要ECモールには以下の特徴があります。

ShopeeとLazadaには日本向け窓口、Tokopedia・Blibli・Tikiには国別の事業基盤、TikTok Shopには動画・LIVE、ZALORAには専門カテゴリーと提携モデルという比較点があります。いずれも商品・事業者・販売国の条件確認が必要です。

販売国と商品を絞り、出店資格、商品規則、物流・決済と返品の条件を確認してから試験販売します。初注文が終わるまでは、地域全体の成長率を自店の売上予測に使わないようにします。

販路を増やす段階ではワサビスイッチLITEなどの対応機能を確認し、在庫1から0、注文取り込み、連携エラーの処理を検証します。元のLITE案内と導線は以下にも残しています。

市場規模と出店資格は別です。条件を満たす販路で少量から始め、配送・返品・入金後の実績で拡大を判断しましょう。

各モールの詳しい解説

Shopee(ショッピー)とは?日本から出店できる市場・配送・販売準備を解説

Tokopedia(トコペディア)とは?TikTokとの連携と日本企業の出店前の確認事項

ベトナムでローカル色を打ち出し、スピード宅配で存在感を放つーTiki(ティキ)

WASABI SWITCH(ワサビスイッチ)のご紹介

弊社サービス「ワサビスイッチ」について、改めてご紹介いたします。

WASABI SWITCH(ワサビスイッチ)とは

リユース事業では、販路拡大、業務効率化など、さまざまな課題が存在します。
具体的には、在庫管理や出品作業が属人化しやすく、マンパワーに依存してしまうケースや、実店舗とECを交えた販売施策を進めたいものの、日々の業務負荷がボトルネックとなっているケースも少なくありません。

ワサビスイッチは、こうしたリユース事業における課題解決に特化したEC一元管理システムです。

また、国内 / 海外モールを含む40モール以上に商品を同時展開・在庫連携が可能。
販路拡大・売上向上に繋がります。

※2026年10月現在

SEARCH

ARCHIVES

OFFICIAL SNS

最新のリユース・越境EC情報を発信中!

X Facebook Instagram TikTok YouTube